【新幹線無差別殺傷事件】梅田耕太郎とはどんな人物だったのか?勇気ある行動に感動の声続出!

2018年6月9日に起きた東海道新幹線内での殺傷事件はまだ記憶に新しいことでしょう。

神奈川県内を走行中だった東海道新幹線内で乗客が相次いで切りつけられた悲しい事件。
愛知県岡崎市の22歳無職の小島一朗容疑者による無差別の犯行です。

これにより、男性一人が死亡し、女性2人が怪我をするという結末になりました。

残念ながら亡くなられた男性が 梅田耕太郎さん です。

切りつけられた女性を庇おうと立ち向かった梅田さんの勇気ある行動に注目が集まり、そして無念との声が相次ぎました。
そんな梅田さんが一体どんな人だったのか?

そして、現場ではどんなことが起こっていたのか。

これは忘れてはいけない事件だと思います。

今回は、梅田耕太郎さんについて書いていきたいと思います。

東海道新幹線内で一体何が起こったのか?

2018年6月9日夜、神奈川県内を走行中だった東海道新幹線で事件は起こりました。

22歳無職の小島一朗容疑者は、内側の席に座っていました。
そして、窓側に座っていた女性に小島容疑者は突然襲いかかりました。

その後、反対側の席に座っていた女性にも襲いかかります。

梅田さんは、その状況を2つ後ろの席から見ており
咄嗟に女性をかばって小島容疑者ともみ合いになります。

そして、小島容疑者に馬乗りになられ切りつけられてしまいます

勇敢な行動により女性2人は怪我で済みましたが、梅田さんは亡くなりました。

梅田さんは、搬送された小田原市内の病院で亡くなりましたが、死因は失血死。
なんと身体には約60ヵ所ほどの傷があったそうです。

致命傷となった傷は、首にあった約18cmの切り傷。
どうしてこんな酷いことができるのでしょうか・・・
居たたまれない気持ちになります。

ちなみに、女性と小島容疑者の間で何かトラブルがあったわけではなく、突然の出来事だったようです。

また、梅田さんは、研修で横浜に滞在しており、その帰りだったとのことです。

この事件を起こした小島容疑者の犯行動機は以下です。


『社会を恨んでいた 誰でもいいから殺したかった』

ふざけんな!と言うだけでは足りないくらい腸が煮えくり返るほどのヤツですね。
こんな人間のために一人の命が奪われたと思うと・・・・許せません。

梅田耕太郎とはどんな人物だったのか?

事件後、梅田さんについての情報が多く取り上げられました。
そこからは、人望が厚く、優秀な人物であったことがうかがえます。

では、詳しく見ていきたいと思います。


名前:梅田耕太郎さん(うめだこうたろう)
生年月日:不明
年齢:38歳(2018年6月10日時点)
職業:外資系雅楽メーカー
住居:兵庫県尼崎市
最終学歴:東京大学大学院

マンションに奥さんと二人で暮らす会社員でした。

隣人の女性によると、

入居した際に丁寧にあいさつしてもらい、朝に梅田さんが出勤する時は、
その娘さんにも優しく接してくれるなど、穏やかで温厚な方だった

と言います。

また、東京大学大学院の友人も

梅田君は、普段は大人しくて穏やかですが、困っている人を見ると、積極的に手を差し伸べてくれる人でした。今回の彼の行動も、考えるよりも先に身体が反応したのかもしれません

と言っています。

他にも、子供同士で仲間外れが起きると、『そういうのやめようよ』と注意できるタイプだったというエピソードもあります。
やはり、とても温厚な方で、誰よりも人のために動ける人柄であったことは間違いないようですね。

そして、色々調べていくと、梅田さんは地元では優秀なことで知られた男の子だったようです。

横浜の梅林小学校出身なのですが、”梅林小始まって以来の秀才”と評判になるほどだったそうです。

その後、名門校である私立栄光学園、東京大学工学部へ進学とエリート街道まっしぐらの梅田さん。

しかし、勉強ばかりというタイプではなく、バスケット、テニスとスポーツも万能、そしてバンドを組むなど多才な一面もあったようです。
テニスについてはかなりの腕前だったようですよ。

東京大学を卒業した後、東京大学大学院新領域創成科学研究科に進みます。
修士課程を経て、博士課程の特別研究員となった梅田さん。
ここでも、存分に秀才っぷりを発揮していたようです。

大学院を卒業すると、京セラ、SABIC、そしてBASFジャパンへと転職を繰り返し、キャリアを積んでいたと梅田さんを知る人は語ります。
自分を磨くことを惜しまず、学び、それを活かして能動的にバンバン動いていくような人間だったようです。

また、自分だけでなく後輩への気配りなどもよく考えていたといいます。

どのエピソードを読んでも、今回の事件で女性を助けるために行動した梅田さんに納得が行くようなものばかりでした。

梅田さんの人生の積み重ねが、あのような勇敢な行動を起こさせたのでしょう。
本当に素晴らしい方です。

このような素晴らしい夫を亡くして一番傷ついているのは遺族の方でしょう。
特に奥さんは、夫の帰りを心待ちにしていたでしょうから、それが帰らぬ人となり、言葉に出来ない悲しみに襲われていると思います。

あるいは、やり場のない怒りを抱え苦しんでいることでしょう。

そんな梅田さんの家族が弁護士を通じてコメントを出しています。
その中には、

突然、家族を奪われた悲しみは言葉では言い尽くせません。今はそっとしておいてもらいたいです。

と述べられています。

本当にその通りだと思います。
傷は癒えることがないでしょうし、心の整理がつくまでは何年もかかることでしょう。
いや、何十年もかかるかもしれませんからね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

ネット上の反応は?

ネット上では、この事件に関して犯人への怒りの声、そして梅田さんの勇気ある行動への称賛の声が相次いでいます。

また、その場に居合わせていた他の乗客への怒りの声も上がっています。
どんな声があるのかいくつかご紹介したいと思います。

ネットの声
あえて批判覚悟で言わせて頂きたい。あの車両に乗り、居合わせていた男は恥を知れ‼︎
お前らは梅田さんを見捨てて逃げたな‼︎

ネットの声
新幹線で殺された方、BASFだったとは。なんてこと・・ 気のふれたこの犯人の顔見てるだけでムカムカしてくる。

ネットの声
BASFって…マジかよ…日本の頭脳じゃねーか…

ネットの声
梅田耕太郎さんは本当に凄いと思う。
最大限の敬意と感謝を評して、合掌。

ネットの声
梅田さんの勇敢な行動を考えると涙出てきた。。。

ネットの声
たった一人で立ち向かって。沢山の人の命を救った。もう二度と、こんな事件が起こりませんように。

ネットの声
家族のことを考えると胸が痛いです。

ネットの声
本当に素晴らしいことですが、こんな素晴らしい方がこんな犯人のために命を落としてほしくなかった!!悔しいです。

ネットの声
梅田耕太郎さん、事件から早くも1ヶ月。 貴方の勇気、優しさは忘れません。 犯人の事を考えたら、なぜ梅田さんが亡くならないといけなかったのか、どうしても納得できません。 命の重さに差はないとは言え、それでも納得できません。天国で、ゆっくりとお過ごしください。

ネットの声
見知らぬ女性たちを助け犠牲になった梅田耕太郎さん。その勇気ある行動が逆に犯人を刺激したという信じがたい報道もあった。正義をはき違えた偏向報道こそ、二度目の殺人だ。

ネットの声
梅田耕太郎さんが無念でならない。あんな勇敢なひとて、なかなかいない

ネットの声
良い人ばかり犠牲になる。残念でしたならない。

などなど、多くの意見がありました。
本当に悔やんでも悔やみきれないほど素晴らしい方を亡くしたと思います。。。

このような事件が二度と起こらないことを願うばかりです。