「太平」障害者虐待容疑で職員逮捕!過去に死亡事案もあった?その他虐待も・・・

大阪府和泉市にある知的障害者支援施設「太平」に勤務している職員の竹田涼容疑者・26歳が逮捕されました。

容疑は、入所者虐待したとみられる傷害容疑です。

「太平」は、社会福祉法人日本ヘレンケラー財団が運営する知的障害者更生施設なのですが、過去にも多くの事案が発生しており、何かと問題のある施設のようです。
なんと死亡事案もあったとか・・・

今回の件だけでなく、過去の事案についても詳しくみていきたいと思います!

入所者虐待容疑で職員逮捕

逮捕容疑は2016年8月に、施設に入所する障害者の男性・53歳の腕をつかんで振り回し、壁に衝突させる暴行を加え、右眉を縫うけがをさせた疑いです。

大阪市住吉区山之内在住の竹田容疑者は、2013年から太平に勤務し、入所者の介護などを担当していました。

この男性についても世話をしていたようですね。

警察によれば、竹田容疑者は「興奮した男性を落ち着かせようとして力を入れ過ぎたが、故意にけがをさせたわけではない」と容疑を否認しているといいます。

しかし、同容疑者が男性に暴行した際の防犯カメラ映像が見つかっているとのことで、言い逃れはできないでしょう。

過去に死亡事案も!?

なんと、同施設では過去に死亡事案が発生したていたそうです。

7月、別の入所者男性・54歳が内臓などに損傷を負って入院し、その後10月に死亡。

大阪府警捜査1課はこれについても事件の疑いがあるとみて調べる方向のようです。

先ほども触れましたが、防犯カメラなどにも映像が残っていたりと証拠が揃っているわけですから、おそらく真相が明らかになるのも時間の問題でしょう。

竹田容疑者以外にも虐待していた職員も出てくるかもしれませんね。

入所者2人を個室に拘束していたことも・・・

色々調べて見ると、過去にあった問題が出て来ました。

2009年のことですが、入所者2人を日常的に鍵をかけた個室に閉じこめていた事案がありました。

40代後半の女性と、30代後半の男性の2人を閉じ込めっていたようです。
この2人は共に障害は重度で、自傷行為を繰り返すほか、他の入所者や職員に暴力を振るって負傷させたこともあったそうです。

このため施設では、職員の手が2人に回りきらない食事や入浴などの集団行動の際に、女性を2010年、男性2018年ごろから、それぞれ個室に入れて鍵をかける措置を取っていたんだとか。

ただ、就寝時などは、他の入所者と一緒に生活をさせていたとしています。

これは、緊急時以外の知的障害者の行動制限を禁じる厚生労働省令に違反しており、府から改善の指導を受けています。

そもそも、拘束する場合は保護者から文書で了承を得る必要があるが、施設は男性の家族には了承を得ておらず、女性の家族には口頭でしか了承を取っていなかったようです。

他にも元施設長が入所者を殴ったり、職員が入所者を威嚇していたとして施設は指導を受けていたという事実も残っています。

また、社会福祉法人「日本ヘレンケラー財団」が運営する同系列の知的障害者更生施設「伯太(はかた)学園」でも、職員が入所者をにらみつけて威嚇しながら指導を行ったり、30代の男性利用者を個室に閉じこめていたことが発覚。

こちらも府から改善指導を受けています。

やはり理由は、限られた職員数の中で良い支援ができず悩んだ末の措置だったようです。

障害者支援施設 太平はどんな施設?どこにあるのか?

ホームページを見てみると太平の施設説明が記載されていますので、紹介しておきます。

太平は、利用者個人の尊厳を大切にし、その基本的人権を尊重するを第一の事業方針として、主として夜間において、入浴、排泄又は食事の介助等を行う施設入所支援事業と、主に昼間において、必要な日常生活上の支援、創作的活動又は生産活動の機会の提供の場としての生活介護事業を行っています。
施設入所支援においては下記のようなサービスを提供しています。
①食事の提供  ②入浴及び清拭  ③排泄の自立についての必要な援助④身体等の介助 ⑤訓練の実施 ⑥生活相談 ⑦健康管理⑧離床、着替え及び整容、その他日常生活上必要な介護、訓練、支援、相談等また、利用者の地域生活への移行や地域で生活する方への支援についても積極的に取り組んでおり、短期入所事業、日中一時支援事業なども行っています。

施設の所在地などは下記になります。

■所在地 〒594-0023 和泉市伯太町3-13-68

■連絡先 TEL 0725-45-2760  FAX 0725-45-2766

■アクセス JR阪和線「信太山」駅より山側へ徒歩20分
JR阪和線「和泉府中」駅よりタクシーで10分

最後に

正直、こうした事業は想像を絶する大変さなのは重々承知ですし、
重度の障害者と接したり介護したりするのは時に危険を伴うこともあるでしょう。

ですが、それは虐待して良い理由にはなりませんし、命を奪ってしまっては元も子もありません。

ただ、どの問題に関しても言えることは”人手不足”だということです。
いけないことだとはわかっていても、人がいないのであれば限界は当然でてきます。

それでも仕事を回していかないとなると無理がたたって従業員に相当なストレスや負担がかかることになります。

心の余裕が必要な仕事であるにも関わらず、心に余裕が持てないとなると、起こるべくして起こってしまう問題なのかもしれません。

人手が不足さえしていなければ、もしかしたら乗り越えられる可能性もあるだけに、”人手不足”問題は何かしら手を打たなければならない時なのではないでしょうか。

もちろん、全ての業界に共通している課題でもありますし、日本が抱える大きな問題でもあります。

まずはここから解決していかなければ、こうした問題はなくならないかもしれません。

ということで、今回は、知的障害者支援施設で起こった傷害事件についてでした。