SNS観光地という言葉を最近目にするようになってきました。
この言葉自体に抵抗があるという人もいる中、SNSの普及により物凄い勢いで広まっています。
テレビでこの問題が紹介されていたことにより、多くの人がこれに関して意見しています。
では、どんな問題が起きているのか、みていきましょう。
SNS観光地とは?
スマートフォンで撮った写真を、facebookやtwitter,instagram等のSNSに気軽に投稿、シェアできる時代になり
とても便利な世の中になりました。
以前は、まだ一般的でなかったこともあり、投稿する人はあまりいませんでしたが、今では、一般の人でも多くの写真をアップし、そこから人気がでることもあります。
また、様々なアプリが充実しており、写真を加工することが誰でもプロ並みの写真を手軽に撮れるようになったことがこれを更に後押しする形となっています。
そんな中、自分が訪れた地をスマートフォンで撮影し、アップロードするのが当たり前になってきました。
誰でも綺麗な景色や面白い風景があったら写真に撮りたいですし、それをみんなに共有したいと思うものです。
それを、SNSに投稿して、みんなと共有するわけです。
すると、その写真を見た不特定多数の人たちが、「ここに行ってみたい!」となり、突然観光地化してしまうわけです。
これが「SNS観光地です」
SNS観光地のメリットとは?
SNS観光地にメリットはあるのでしょうか?
実は、これを利用している人はとても多いのが事実です。
特に海外の方にとっては便利なツールになっています。
観光の本を買わなくても、日本の人が撮ってアップロードしている写真を見て
行きたいところを選べるので、SNSのメリットを最大限に活用できているんじゃないでしょうか?
一方、観光客だけではなく、その地域の人にもメリットはあります。
ゆるキャラを作ったり、町興しのアイディアなどを考えなくても、SNSでヒットすれば
観光客が流れてきて、経済効果に繋がるからです。
これをどのように今後に繋げるかは、その地域の人たち次第になってしまいますが
良いきっかけにはなるのではないでしょうか?
デメリットの問題
今、注目されているのはデメリットの方です。
上述した、地域復興の起爆剤になる可能性があるという点ですが、これが今のところデメリットになっていましっているということです。
こちらのツイートをみていただければわかると思いますが、マナーやモラルの問題が付き纏ってくることとなります。
テレビで問題になってるSNS観光地でマキノのメタセコイア並木が取り上げられてた。先日三十三間山から降りて温泉行く時に通ったけど、確かに写真撮る人で車道が無法地帯化してたわ。以前は静かな田舎道だったのにSNS映えするという理由で突然爆発的人気になるってちょっと怖いな。
— ミンゴ先生 (@mingosensei) 2016年12月5日
どうやら観光客が殺到して無法地帯化してしまっているのが現状のようです。
これには多くの人が同じ意見を述べています。
MBSでニュースやってるSNS観光地の問題、本当に多いよなぁ。各々がモラルを持って行動すればこんな大問題にならないとおもうのだけれど…。実際に行ってみないとわからないこともあるだろうけど、何より自分が自分がって自己中心的な考え方が多いなぁ、最近。
— せつり (@setsunaP3) 2016年12月5日
SNS観光地に集まる日本人のマナーの悪さ、某国と同じだよ。自分達のマナーの悪さが見えてないんじゃないのか。#ビビット
— tanumaro (@TanucchiTanu) 2016年12月5日
テレビでSNS観光地についてやってるけどやっぱりSNSはバカ発見器ってはっきりわかんだね
— 鈴音@勉強マーンww@倉科明日香FC (@rinne_hiro) 2016年12月5日
テレビでSNS観光地の問題を取り上げながら、その他の観光地も紹介してどうする
— 糖質制限ちうだがね (@bk_hana_chan) 2016年12月5日
よく芸能人に関してもスマートフォンで勝手に撮っていいものかなど色んな議論が交されていますが、これも結局マナーやモラルの問題であって線引きがなかなか難しいものですよね。
今回のSNS観光地に関しても、マナーやモラルがしっかりと守られていていれば、何の問題もなく、むしろメリットがあるものではないのかなと思います。
また、全く注目されていなかった場所が急に観光地化してしまうということですから
その地域の人たちは、全くそれに対しての準備をしていないわけです。
なので、観光客が急に来るのに困惑してしまうのは当然のことだと思います。
しかし、これを上手く利用して、観光客が殺到したとしても、早急に町興しの計画を立てて
対応できるように対策を講じることで、大きな経済効果が得られると思います。
「撮影禁止区域」や「撮影許可区域」をしっかりと設けたり、人気スポットに因んだお土産を販売するなど
ちゃんと整備すればこの問題を改善できるのではないかなと個人的には思います。
観光客と地域が上手く折り合いを持てば「SNS観光地」は”問題”ではなく、むしろ素晴らしいツールになるはずです!