45万円の高級イヤホンが完売!?月収20万でも買ってしまう秘密とは!?

あなたは、普段イヤホンにどのくらいお金をかけますか?

もし、45万円のイヤホンがあったら購入しますか?
なかなかそんな額は出せませんよね。。。

ですが、なんと!エスネクスト(S’NEXT)株式会社が展開しているブランド、ファイナル(final)が45万円のイヤホンを販売したんです!

しかも、それが完売したというから驚きです。。。

どんなイヤホンなのか気になりますね。

そして、どんな戦略で販売したのかもきになります!

では、早速みていきましょう!

45万円のイヤホンとは!?

超高級イヤホンの正体は、ファイナル(final)が開発したLAB(laboratory)シリーズ第2弾「LAB II」!

このイヤホンは2016年10月22日に販売開始されましたが、世界200台限定の超レアなイヤホンです。

価格はなんと、¥453,600(税込)!!

目ん玉が飛び出るほどの金額ですよね。。。笑

LABシリーズは、「今までに無いものを作る」をモットーにしており、斬新な製品づくりをコンセプトにおいたラインということで「LAB II」のこの美しい造形っぷりを見ていただきたい!

この洗練されたデザインを実現するために、金属3Dプリンターの技術が用いられています。
NTTデータエンジニアリングシステムズと技術提携することでその精度を高めることに成功!

しかしながら難易度があまりにも高いために、世界200台限定になってしまったようです。

イヤホンの素材にはチタンを使用し、耳あたりを良くするために、特殊な化学処理を行うことで世界最高レベルの平滑度に仕上げられています。

また、ケーブル(1.2m)にはスーパーコンピューターのデータ伝送にも使われる素材を採用しているなど、とにかくイヤホンひとつに出せる限りの力を費やしているほどの拘りようなんです。

もちろん音への拘りも抜かりはありません。

本機ではφ15mmの新開発ダイナミックドライバーを開放型で搭載している。大型ダイナミックドライバーを開放型で使用した場合に高域が伸びにくいという課題に対しては、メカニカルイコライザーを3Dプリンターで筐体と一体化して造形することで克服。加えて、「前面の音導管が振動板干渉を防ぐことで、低域特性も改善」(発表資料より)できたとしている。インピーダンスは22Ω、出力音圧レベル(感度)は110dB/mW。
引用:https://www.stereosound.co.jp/news/article/2016/10/14/50197.html

なぜここまで売れたのか?

こんなに高い金額のイヤホンがなぜここまで売れたのか?

「売れた」と過去形で書きましたが、想定を上回る反響だったため、現在追加生産を検討しているとのこと!

そんなに需要が高いものなのか!と驚かされますよね。

“金持ち”って本当すごいよなぁ・・・と思ったのですが、エスネクストの細尾満社長は予想外の発言をしています。

「あえて富裕層は狙っていない。たとえ月収20万円の方でも音楽好きな人を狙った」

この45万円するイヤホンのターゲット層が富裕層でないとな!?

要するに、音楽好きに狙いを定めれば、巨額な広告宣伝費をかけることなく確実に欲しい人だけに届けられるということ。

しかし、成功には緻密に練られた戦略がありました。

「音楽好きな人たちとの濃厚な時間」これを充実させることに尽力したのです。

変にマーケティングに力を注がず、顧客と濃厚な接客に力を注ぐわけです。

これだけ力を注ぐわけですから、当然購買意欲の高い見込み客を集めたいですよね。
そこで、販売する場所をなんと自社の工場にしたのです!

工場の場所は川崎の武蔵小杉駅から徒歩20分という、生半可な気持ちでぷら〜っと行けるような場所ではありません。

そこへわざわざ足を運ぶのは、正にターゲットとしている「音楽好きな見込み客」しかいないというのは言うまでもありませんよね!

ですから、そういった顧客に対して、ゆっくり、じっくり、納得のいくまで試聴していただくのです。

閉店時間が過ぎても、試聴している顧客がいれば最後までしっかり対応することもあったそうです。

また、音を納得のいくまで聞いてもらうために、未就学の子供の入館を断るという配慮までしてくれています。

こういった戦略が背景にあり、「LAB II」は完売したわけですね。

「高級イヤホン=富裕層ターゲット」としなかった社長の判断には脱帽です。
私もこんな発想できる人間になりたいものです。笑

と、いうわけで今回は45万円もする高級イヤホンについてでした!
今後、再販される可能性があるので、興味がある方は是非チェックしておきましょう!!