フィギュアスケート女子の浅田真央さんが引退を発表したことで日本中に衝撃が走り、まだまだその話題は尽きることがありません。
2010年のバンクーバー五輪後から真央さんを指導してきた佐藤信夫コーチは、
「本当によくここまで頑張ってきた。偉大で素晴らしいスケーター」と労いの言葉を述べ、真央さんの今季の状態も語ってくれました。
真央さんが今季苦しんだ左膝痛というのは、「普通では考えられない激しいもの」と表現し、「極限状態まで頑張った」と言っています。
激痛の中、真央さんは3回転ジャンプに挑んだということですから、最後の演技に全力をかけたのがうかがえますね。
そんな、真央さんの抱えていていた「膝痛」とは、どんなものなのでしょうか?
原因や症状など調べてみたので、まとめたいと思います。
膝痛とは?
膝痛は高齢者や若い成人、また子供に見られる疾患になります。
痛みが現れやすいのは、怪我の直後であったり、慢性疾患の延長上に現れる場合もあるようです。
痛みの程度は、痛みの原因や痛みが起こる前の健康状態によって左右され、個人差があります。
《 原因 》
膝痛の最も多く見られる原因は怪我です。
その他、老化、肥満、スポーツ障害、偏平足、O脚、外反母趾、重労働、半月板及び靭帯の損傷、骨折後の変形などがあげられます。
膝の軟骨や骨の破壊が進んだ状態が原因で痛みを伴うと考えてもらえればいいかと思います。
そもそも、膝は、平地を歩いているときでも体重の約3倍、走っているときには約10倍、階段の上がり下がりでは約7倍の荷重がかかっているので
大きな衝撃によって、障害が発生しやすい部分でもあるのです。
真央さんのようなフィギュアスケートをやっていると通常の人より膝に負担がかかりますから、膝痛になる可能性も高くなりますね。
《症状》
主な症状は下記になります
・膝の硬直、または膝を曲げたり伸ばしたりできない場合
・触ると皮膚が熱をもっている場合
・膝を動かす際にはじけるような音やクリック音など、異常な音が聞こえる場合
・目立つ腫れ、赤み、また発熱などが伴う痛みがある場合
・起立不能
・足を引きずる
・立とうすると転倒してしまう場合
・患側の脚(膝)の無感覚
・異常外観や奇形などの明らかな怪我の兆候
真央さんがどの状態であったかはわかりませんが、佐藤コーチが「普通では考えられない激しいもの」と表現しているくらいなので
スケートのような膝に大きな負担がかかるスポーツは、厳しい状況だったのがわかります。
ましてや3回転ジャンプをするには、私達には想像もできない激痛だと思われます。
《治療》
ひとくちに膝痛といっても色々あり、病名も変ってくる場合があります。
ですので、膝痛の治療は痛みを和らげ、既存の症状に対して治療を集中的に行います。
今回、真央さんのようにスポーツに関連した怪我が痛みの起因となっている場合は、理学療法が利用される場合があります。
理学療法というのは怪我を負った身体に正常な機能を再教育する治療法になります。
真央さんがどんな治療をされていたのかは分かりませんですが。
最後に
膝痛は、私達の誰でもなり得る病気で、特に40才以上の中高年の人に多く、膝痛は圧倒的に女性に多いのが特徴と言われています。
なので、女性の方は十分注意したほうがよさそうですね!
さて、浅田真央さんについてですが、今後の予定は本人の口からは一切明かされておりません。
しかし、佐藤コーチをはじめ、多くのファンが今後について本人から話はなかったが「スケートの浅田真央であってほしい」と願っているようです。
膝痛を治療したらまたスケートリンクに戻ってきてくれるのかは、皆目検討がつきませんが、真央さんの選ぶ道をみんなで応援してあげたいですね!