24日、オーストラリア南部ビクトリア州で「雷雨ぜんそく」が発生し、少なくとも4人が死亡したと報じられています。
4時間のうちに救急要請は1900回にも昇る被害。
現在、8500人が雷雨ぜんそくとみられる症状で手当てを受けているとのことです。
なんて恐ろしい症状なのでしょうか。。。
それにしても「雷雨ぜんそく」という言葉を初めて聞きました。
みなさんはご存知でしたでしょうか?
実は、オーストラリやそれ以外の国でも「雷雨ぜんそく」の被害はよくあることのようですが、ここまでの集団発生は極めて珍しいことのようです。
“雷雨ぜんそく”とは!!?
「雷雨ぜんそく」はネーミングからして凄そうな雰囲気を醸し出していますが
実際、かなり怖いぜんそくになります。
一体どんなものなのか調べてみました。
“花粉症流行期に嵐が重なって発生する深刻なぜんそく症状”だそうです。
どういうメカニズムなのかというと
草の花粉や樹木の花粉やキノコの胞子が雷雨のような嵐によって、微粒子状になります。そこまで微細なものになると、肺に吸い込まれやすくなるので、ぜんそくを引き起こし、最悪、死に至るということです。
不運の重なりが引き起こす最悪のぜんそくですね。
日本でも起こる可能性はあるのか?対策は?
今回の死亡事故の原因となった飛散物はイネ科のものでした。
日本にはある花粉を飛ばすイネ科はあるのでしょうか?
意外と日本にも存在しており、イネをはじめ、カモガヤ、ハルガヤ、ススキ、アシなどが挙げられます。
ですので、日本でも発生する可能性は0ではないということです。
また、イタリアではオリーブ(モクセイ科)の花粉で雷雨ぜんそくを患ったケースもありますので、日本で言えば、スギなどの花粉でも起こり得る可能性は十分にあるということです。
日本でも「雷雨ぜんそく」が起こる要素がたくさんあることがわかったので、注意しておく必要がありそうですね。
ちなみに、雷雨ぜんそくのような現象が起こった場合、通常のマスクでは防ぎきれないそうなので高性能マスクを着用する必要があります!
マスクをしていれば大丈夫!なんて思わずに、一つは高性能マスクを持っておきましょう!
まあその前に、花粉の飛散と大型の嵐や雷雨が重ならないことを願いましょうね。笑