現在、パルボウイルスの感染が都内の猫カフェで確認され、猫がバタバタと死亡しているようです!
お客様の猫にも感染する恐れがあるため、注意喚起も含めて拡散希望のツイートが流れています。
一体、猫カフェで何が起きているのでしょうか?
そして、パルボウイルスとは一体どんな症状が出てしまうのでしょうか?
調査してみました!
猫カフェは今どんな状況なの?
パルボウイルスの感染の疑いがあったのは立川の「猫カフェMOCHA」というお店です。
※パルボウイルスの可能性がありますが、実際はまだ公表されていませんので誤解のないようお願いします。
こちらのツイートで注意喚起をしています。
拡散してください!都内の猫カフェでパルボウイルスで猫がバタバタと死んでいるという噂は、本当です。猫カフェMOCHA立川店です。死んだ猫の一頭は、麗(この写真)の妹猫でした。今夜の拙ブログで告発します。このままだとお客さん(の猫)にも感染が広がります。 pic.twitter.com/XiBZloCJau
— 酒井信一郎と猫9匹 (@beerwell) 2018年8月1日
麗ちゃんという猫の妹猫が亡くなってしまったそうです。
現在は臨時休業となっているようですが、発覚から数日経っているようですから、もしかすると他に感染ルートができでしまっている可能性もゼロではありません。
▼ホームページにて臨時休業のお知らせが出ています▼
「猫カフェMOCHA」に行かれた方で、家で猫を飼っている方がいたら注意して猫の様子をうかがってください。
少しでも様子がおかしければ病院に行きましょう。
店の対応に疑問の声
現時点では本当にパルボウイルスか不明な状況ですが、それにしてもお店の対応に疑問の声が相次いでいます。
以下のツイートを見ると、猫が死亡しても社長が頑なに営業を続けるようにさせていたことがうかがえます。
#猫カフェ #猫 #パルボ pic.twitter.com/o4cvvZouVm
— ねこまにあ (@SLbYAjpu16pFuWH) 2018年7月31日
このやりとりがネタなのか真実なのかハッキリしたことはわかっていませんが、これが本当ならば大変な事態です。
猫の命がかかっているのにも関わらず、営業し続けるのは本当に残酷な話ですよね。
また、社長がこの緊急事態の最中に不謹慎な発言をしており、バッシングを受けていたということもあったようです。
そのツイートは削除されているようですが、まずは事態をおさめることに尽力して欲しいですね。
パルボウイルスとは?
パルボウイルスは自然界に存在するウイルスの中でも最も小さい部類に入るウイルスで、自身と関連性のある種の動物にしか感染しないという特徴があります。
ネコの感染であれば、ネコ以外には感染しないということです。
生存期間がとても長いため、汚染された環境では数ヵ月に渡って悪さをします。
ですので、一度お店で感染が報告されたら同じ場所で営業するのは不可能に近いようです。
内装を全てリセットするなどの大掛かりな対処が必要になります。
感染経路は血液や排泄物はもちろんのこと、ベッドや食器、おもちゃなどから感染します。
また、母猫がパルボウイルスに感染している場合、お腹の中にいる猫が感染することもあります。
生まれた後であったとしても、母乳から感染する危険性があります。
そして、前述したように猫を飼っている人は気をつけてください。
飼い主が感染した猫を触った手で飼い猫に触れてしまうと感染してしまう可能性があります。
子猫に感染すると90%の確率で死に至ると言われているので、とても恐ろしい感染症と言えます。
ちなみに、通常の消毒液や熱湯などは全くの無効というしぶといウイルスです。
パルボウイルスの症状は?
もしパルビウイルスに感染してしまうとどんな症状がでるのでしょうか?
通常、2~12日間の潜伏期間の後に発症しますが、感染すると「猫汎白血球減少症」という病気にかかります。
初期段階では、ウイルス血症を引き起こします。
数週間すると、食欲不振、元気消沈、嘔吐といった明らかに体調不良と思われる症状が現れ始めます。
そのうちウイルスは血流によって全身に巡っていきます。
一旦感染すると、直接的な治療はないようで、死に至るケースが多いようです。
他にも、発症したことがわかる症状がいくつかあります。
隠れて出てこなくなる、毛がボサボサになる、食器に頭を垂れたままで食べない等の異変がみられます。
このような症状が出たら、要注意ですので病院に連れていきましょう。
ただ、先ほども言いましたが直接治癒させるような特効薬はないため、獣医にとっても困ってしまうウイルスです。
パルボウイルスを予防する方法
治療がなかなか難しいウイルスであるため、前もって予防する方が懸命です。
予防方法は、日頃の健康管理とワクチン接種が重要となります。
現在ワクチンは、次の3種混合ワクチンがあります。
・猫伝染性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
※種類によっては副反応を起こす可能性があるため獣医としっかり話し合いをする必要があります
このように、予めワクチン接種をすることで、悲しい結末を迎えなくて済みます。
また、猫カフェを利用する方への予防方法としては、以下の3点です。
・猫カフェのはしごは避ける
・猫カフェ入退店時には必ず消毒をする
・家に帰ってからも必ず消毒をする
これらを怠らぬようにしてください。
猫の命がこの行動で1匹でも救われるのですからやっておくべきですね。
最後に
パルボウイルスがいかに危険なウイルスかおわかりいただけたでしょうか?
数日間もほったらかしにしていてはいけないほど緊急性があるのです。
臨時休業した猫カフェですが、今後パルボウイルスだったのかどうかの報告があるかと思いますので、今後の動向に注目です。
パルボウイルスでないことを祈りますが、症状などからみて可能性がないともいえないので安心はできません。
ということで、今回はパルボウイルスについてでした。