飲食店に行くと、最初に渡される「おしぼり」
誰もが、外から店内に入り、食事をするために手をフキフキすることでしょう。
おしぼりにも、「あっつ~い」ものや「つめた~い」ものがあり、季節によって温度が変ってくれるのも嬉しいところですよね!
ただ、ここでふと思うのは「おしぼりの使用目的はどこまでがOKなのか!?」ということ。
人によっては、顔を拭いたり、汚れたテーブルを拭いたりと気にせず様々な用途に使うかもしれません。
しかしながら、おしぼり業者からするとNGな使用方法があるとのことです。
ということで、今回はおしぼりの使用方法についてみていきましょう。
おしぼりで顔を拭くのはNGか?
私も、飲食店に行くと必ずやってしまうのが、おしぼりで顔を拭く行為。笑
おっさんっぽいよなぁ~と思いながらも、スッキリするためにおしぼりで顔を拭いてしまいます。
同じような気持ちの人は私だけではないはずです!!笑
さて、誰に聞いたら良いのかわからないこんな疑問ですが、答えはちゃんとあります!
おしぼりでの顔拭きはOKなんです!
全国おしぼり協同組合連合会によれば、「顔や手の汚れを拭き取ってリフレッシュしてもらう」というのが目的なので、問題ないそうです。
しかしながら、顔を拭くにしてもNGとなる場合がります。
それは、女性のお化粧!!(※勿論、男性でもお化粧をしていればNG)
女性のお化粧はNG?
顔を拭くのは全く問題ありませんが、お化粧をしている場合はNGなんだとか!
なぜだめなのでしょうか?
それは、おしぼりのサービスシステムに関係しています。
通常、飲食店で使用されているおしぼりというのは「貸しおしぼり」なんです。
ここ最近増えてきている「リース方式」というものですね。
ですので、使ったおしぼりは、業者が回収し、洗濯した後に再利用されるわけです。
ここで問題となるのが、お化粧の成分と顔の皮脂成分の違いです。
人間の体から出る皮脂汚れに関しては、洗濯で落とすことができますが、お化粧の成分は落とすことができないのです。
すると、ファンデーションや口紅などがついてしまったおしぼりは、顔料や合成油を落とすことができずに変色してしまうため、再利用が不可能になってしまうわけです。
再利用できないものは商品として使い物にならなくなってしまうんです。
ですから、お化粧をしている場合は、顔を拭くのはNGということになります。
リース方式は、再利用が可能であるために「エコ」という観点から多く採用されているわけですが、再利用ができないのであれば、そのメリットがありませんよね。
ちなみに、おしぼりは40~50回ほど再利用することができるので、化粧品が付いてしまったら相当な損害になりますね。
その他、NG使用例
上記の観点からすると、他にもNGとなる使用方法もなんとなくわかってくるかと思いますが、念のため、全国おしぼり協同組合連合会が呼びかけを行っているNG使用例をご紹介しておきます!
- 雑巾として使う
- 靴を拭く
- 割れたガラスを包む
- 女性の化粧汚れ
- こぼれたコーヒーや醤油などの拭き取り
- 食事中の口元の油汚れ
などなど。
おしぼりを洗浄しても落ちないものは全般的にダメということになります。
そもそも、おしぼりは手や顔を拭くことしか想定していないので、それ以外のことは紙ナプキンなどで対応するのが良いかと思います。
少し話は逸れますが、個人的な疑問として、ピ○サロなどの風俗店で使われるおしぼりは一体どうなのだろうか?ということ。
人の体液はちゃんと洗浄できるのでしょうか?笑
ふと思っただけなので、忘れてください!!
おしぼり文化は世界へ!
近年では、おしぼりだけでなく、「紙おしぼり」というものも存在します。
紙おしぼりは、30年ほど前から広がりをみせており、だいぶ普及してきました。
コスト面では、貸しおしぼりが1本7~8円なのに対し、紙おしぼりは1本1円~1円50銭なんだそうです。
しかしながら、おしぼりの最大の特徴は、やはり「エコ」!
ゴミが出ないので、環境に優しいという面が非常に強いでしょうね。
環境問題に敏感になっている昨今ですから、ゴミの出る紙おしぼりは世界的にみたらあまり好まれるものではなさそうです。
2020年の東京五輪では、多くの外国人が日本にくることは間違いありません。
その際に、おしぼり文化が世界に広まる可能性を期待していると、全国おしぼり協同組合連合会も語気を強くしています。
最後に
私達が、普段何気なく使っているおしぼりではありますが、こうして色んな視点から見てみると使い方に気をつけようなんて意識が芽生えたりしませんか?
また、顔は堂々と拭けるんだという自信も湧きます!笑
普段、胸の奥底でちょっぴり気になる疑問もこうして解決できるとスッキリしますよね!
しかも、飲食店での話のネタになります。
明日からでも使える雑学のようなネタですが、誰かに話してみてはいかがでしょうか?