座間9遺体事件の時にも注目を浴びた、事故物件サイト「大島てる」
このサイトは、無料のサイトでありながら、全国の事故物件データを網羅しています。
サイトには、ひっそりと自殺した案件から世間が注目した大きな事件まで幅広く掲載されています。
しかし、ここまでの膨大なデータを集めるにはどのようにやっているのでしょうか?
また、「大島てる」の情報精度の高さはどのように実現しているのでしょうか?
時に「デタラメが書かれている!」などに意見も見かけますが、実際はデタラメなのかも確認していこうと思います。
では、早速事故物件サイト「大島てる」についてみていきましょう。
事故物件サイト「大島てる」の誕生秘話
事故物件サイト「大島てる」は、2005年に開設され今では4万件の情報が閲覧できるようになっています。
このサイトの運営代表を務めるのが大島てるさん39歳です。
こちらの方です▼
大島さんがこのサイトを立ち上げたきっかけは、不動産関係の仕事を始めた17年前にまで遡ります。
当時、大島さんは、大学生でしたが、祖母の事業を引き継ぎ、新たなビル管理の検討などをしていたそうです。
その時、心理的瑕疵(かし)だけは情報を集めるのが難しく、誰に聞いても分からず情報が全く集まらなかったのだそうです。
心理的瑕疵というのは、傷物の物件のような物理的欠陥ではなく、前の入居者が自殺や孤独死などをしていて、気持ちの上で通常の住み心地を欠く事故物件のことを指します。
大島さんは、この心理的瑕疵を避けるために独自に情報を集めようと思い立ったのだそうです。
ですが、1人での情報収集には限界がありました。
そこで誕生したのが事故物件サイト「大島てる」です。
2005年9月にサイトを作って無料公開に至りました。
それから6年後の2011年からは、ユーザーも情報が投稿できる現在の形に進化を遂げました。
情報の精度が高い理由は「徹底した管理」
事故物件サイト「大島てる」は、ユーザーが誰でも投稿できるような仕組みになっています。
サイトにはグーグルマップが大きく掲載されており、情報が書き込まれた物件には炎のマークが付き、事件内容なども確認できます。
年間で1万件ほどの追加されているそうで、中には不動産や警察、マスコミなどの関係者からとしか思えないような個人の自殺や孤独死などの「気づかれにくい」投稿までも寄せられるといいます。
しかし、こうした情報の中には、もちろん無関係の人やなりすましによる間違った情報が掲載されることがあるようです。
そのため、「間違った情報が掲載されている」などの批判的な声があるそうです。
しかし、この間違った情報の掲載は”一時的”なものに止めるような徹底管理がなされています。
大島さんは「訂正や削除のリクエストを無視しない」というポリシーでサイトを管理されているとのこと。
膨大に集まる情報ですから、一時は間違った情報もあるかと思います。
しかしながら、不動産関係者が日常的にチェックするほどのサイトで1日平均100万弱の閲覧数があると言いますから、必ず訂正や削除の要求は出てきます。
大島さんは、それを絶対に無視しない方針にしているわけです。
事実確認までする徹底管理
削除要求が1日に数件ほどくるようですが、要求を受けたら、まずは投稿の情報をいったん凍結するといった対応を行います。
その後、なんと現地に出向いて関係者から話を聞くなどして、真偽を調査します。
スタッフだけでなく、大島さんも同行するようで、相当ここに注力していることがうかがえます。
調査の結果、”真実である”と判断した情報は再掲されるとのこと。
ただ、反論は常に受け入れているんだそうです。
そうしたやり取りを積み重ねて情報をブラッシュアップしながら更新しているので、タイムスタンプが古ければ古いほどそうした批判に耐えてきた精度の高い情報ということになります。
これが、事故物件サイト「大島てる」の精度が高い理由です。
ちなみに、大島さんは大きな事件よりも、誰もが知り得ないようなひっそりと自殺したケースなどの情報が多く集まることを願っているとのこと。
不動産側も消費者側も情報が共有できた上で心理的瑕疵のない不動産選びを実現したいという熱い想いがあるようです。
「大島てる」は海外もカバーしている?
色々調べていると、同サイトは、海外の物件までカバーしていることがわかりました。
これは、日本から海外に移住を考えている人にはとても有益な情報になりますよね。
海外もいろんな犯罪や事件が起こっていますから、大変助かります。
大島てるがアメリカもカバーしてると初めて知ったけど、この程度日常茶飯事よ。 pic.twitter.com/m5oDOivVeY
— サグラ (@sagra_k) 2017年11月18日
大島てる外国もあんのかよ pic.twitter.com/P9KCjb3ODz
— 🆖 (@79mochi) 2017年8月29日
結構炎上しているマークがあって怖いですね・・・。苦笑
旅行する際にも治安の悪さとか把握する資料になりそうですね。
印象深い事故物件
世の中には様々な事件があり、テレビで報道されずに私たちが知ることのなかった事件があります。
同サイトでは、こうした事故物件も掲載されており、衝撃的な内容が書かれていることもあります。
中でも印象深い事故物件をいくつか紹介したいと思います。
大島てるがトレンドにあったから載せるけどこれ… pic.twitter.com/2OCSsm0Ner
— スンりな (@seungri_na) 2017年11月18日
自殺しようとした夫の手助けをして絞殺する妻・・・状況がカオスすぎます。
大島てるで見つけた借りたら呪われる系物件 #クソ物件オブザイヤー2017 pic.twitter.com/sbcArX2nCV
— おおしろP (@qpqpgp) 2017年11月18日
私は呪いとかはあまり信じないタイプの人間ですが、こうも連続して不幸が起こっているとちょっと信じてしまいますね。
【大島てるもビックリの事故物件】
嘘か真かクソ物件と言ったらこれ。#クソ物件オブザイヤー2017 pic.twitter.com/t3i7iyYR6g— 東京湾岸民 (@tokyo_wangan) 2017年11月15日
これは、衝撃以外の何ものでもないカオスな案件。
世の中こんな死に方をしている人がいるのかと開いた口がふさがりませんでした。(※開いた口には変な物を詰めないでください)
クソ物件って言っていいのかわからないけど、大島てるを見てて見つけたゴルゴちっくな物件#クソ物件オブザイヤー2017 pic.twitter.com/WX1MyJ08y9
— blueroom() (@blueroom963) 2017年11月16日
アニメの世界や海外でしか有り得ないことかと思っていましたが、護衛の人が射殺する事件があったんですね。
「即身仏」っぽい跡がついた事故物件 pic.twitter.com/q8N84V4vKW
— マグ☕️ (@magu529) 2017年11月15日
これは笑えないくらい恐ろしい写真ですね。
本当に即身仏の跡かはわかりませんが、人の姿に見えるのでちょっと住みたくない物件です。
何よりも、担当スタッフのコメントが一番恐ろしい・・・
心霊現象が起こる物件もあります。
足を引っ張られるってやばくないですか?
名倉潤に似た男・・・!?笑
これは名倉さんに怒られないのでしょうか。
具体的すぎて怖い情報ですね。
最後はこれ!
織田信長が亡くなったことまで記載されています!
いくらなんでもこれは「事故物件なの!?」とツッコミたくはなりますが、嫌がるひともいるかもしれませんの仕方ないですね。
まだまだ、事故物件は山のように存在し、中には闇が深いものも数多くあります。
こうした物件情報を無料で公開してくれている大島さんにはとても感謝したいところですね。
ということで、事故物件サイト「大島てる」についてでした!