CDを売らないアイドルグループ「notall」誕生!新たな音楽マーケティング手法到来!?

斬新すぎてビックリするアイドルが登場しました!
なんと、「CD売るの、辞めました」と堂々と宣言したニューシングルが打ち出され、音楽業界に衝撃が走っています。

7月23日にリリースしたシングルCDの価格はもちろん「0円」。
要するに無料!!

なぜこんなことが可能なのでしょうか?
そしてどんな手法でアイドルを売り出していくのでしょうか?

今回は、音楽業界の新たな風向きに迫っていきたいと思います!

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音楽市場の変化

まずは、アイドルグループ「notall」のマーケティン手法をみていく前に、音楽市場の変化をみていきたいと思います。

CDがほとんど売れずにミュージシャンが苦しみながら活動する昨今。
音楽業界はどのようにマーケティングしていくのかに頭を抱えている時代と言えます。

私も音楽をやっていましたから、時代と共にCDを売るのがどれだけ難しくなったのかある程度わかっているつもりです。
実際に、Youtubeなどの動画投稿サイトで違法にアップロードされた音楽がゴロゴロと転がっているので、実質CDなんて買わなくても音楽が聴けてしまうわけです。

今までは、それでも「ジャケットも含めて作品だ!」なんて言ってくれる世代の人たちが多くいました。
しかしながら、時代は物凄いスピードで変化し、今や定額で音楽聞き放題なんてサービスまであります。

これではCDなんて売れるわけがありません。。。

ネットでの配信ダウンロードが当たり前なんですから。

昔は、CDウォークマンがあったので、買ったCDと長いこと付き合っていられましたが、今はどうでしょう?
CDを買ったとしても、PCに突っ込んでデータ化したらCDはもはや用済みといった状況ではありませんか?

CDは行き場を失ってしまったんですね。

秋元康氏の手法は日本特有!

CDが売れないという悲鳴が音楽業界内で聞こえる中、日本はまだまだCDが売れている方なのです。
海外においては、CDはかなり廃れてしまっています。

なぜ、日本はCDが売れているのか?
みなさんもおわかりのように、AKB48などを手掛けてきた秋元康氏の斬新なアイディアがあってこそなのです。

CDが売れない時代に、CDにアイドルとの「握手券」をつけるという試みが見事にヒットしましたよね。
これが功を奏して日本ではCDが生き延びている状況です。

「notall」プロデューサーの十字賢の考えとは?

今回の驚くべきマーケティング手法を打ち出したのは、「notall」プロデューサーの十字賢氏。

十字氏は「音楽が無料になりつつある時代に、新たな音楽プロモーションの形に挑戦したい」と話しています。

以前は、秋元氏と同じようにnotallも、CD購入者に握手券を配るなどのプロモーションを行ってきたそうです。
しかし、特典欲しさに何枚も買ってくれるファンもいましたが、「1人に何枚も買ってもらうのは健全ではない」という考えに変化していったといいます。

確かに、「CDを売る」という商売の観点からすると秋元氏の手法は斬新で素晴らしいとは思いますが、同じCDを1人に何枚も購入してもらうといういのは、根本的な部分での違和感が拭えません。
ただ、純粋にアイドルを好きになってもらって、音楽を好きになってもらいたい、といった考えがあるならば十字氏のような気持ちにたどり着くのは自然なことなのかもしれませんね。

実際に十字氏は「CDをむりに買わせるのではなく、自然な形で『欲しい』と思ってもらい、多くの人に聴いてもらえるきっかけにしたい」と言っており、握手券の手法とは全く別の根本からの見直しを計っているのがわかります。

具体的なプロモーションとは?

「notall」は、2014年6月にデビューしたグループで、田崎礼奈さん、片瀬成美さん、佐藤遥さん、渡邊ちこさんの4人組のグループ。

「次世代型ソーシャルアイドル」としてSNSを通じてグループ名や楽曲、グッズなどを募集・採用する全く新しいコンセプトのもと活動しています。

23日にリリースしたシングルCD「CD売るの、辞めました」も、SNSで公募した楽曲にシンガーソングライターの桃井はるこさんの詞を乗せた「#ハッシュタグはつけられない」が収録されています。
また、昨年リリースした「ウサギツンデレラ」も入っており、全2曲という構成です。

「SNSで公募した楽曲」というのも面白い試みの一つだと言えますね。

さて、一番の根幹となる十字氏が無料でCDを提供するプロモーションの狙いは一体なんなのでしょうか?

無料配布によってnotallの曲を聴いてくれる人を増やすのが、最初の目的なんだそうです。
もし、ファンが増えれば、ライブの来場者やグッズ販売、有料ダウンロード版の販売も拡大できということを見込んでおり、その後のビジネス成長に繋がるのではないか、というのが狙いのようです。

確かに、音楽が溢れているこの時代に「聴いてもらう」ということに重点を置くのはとても大事なことなのかもしれません。
特に、アイドルに関しては競合の多さが半端ではないでしょうからね。

この手法がうまく行けば、跳ねる可能性は十分に見込めそうです。

今回リリースしたCDは、ライブイベントで無料配布するほか、都内を中心とした協力店舗10店舗で配布する予定としています。
また、CD配布に協力してくれる店も募集しており、既に全国6~7件の店舗から申し込みがある状況のようです。

Webから申し込むと、郵送(着払い)でCDを送ってもらうことも可能とのことですが、数量限定なのでお早めに!

新曲「#ハッシュタグはつけられない」はYouTubeやnotall公式サイトでフル版を無料で視聴できる他、iTunesなど配信サイトでは150円で有料販売中!
また、「Apple Music」「AWA」などの定額サービスでも配信しています。

無料配布からの拡散ルートをうまく整備することで、こうして機能していくんですね。
目からうろこです。

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無料CDのクオリティーが心配?

無料配布のCDというと、内容が悲惨なのではないかというイメージを持つかと思います。
確かに、私もそんな経験をした覚えがあります。笑

無料なのでもらってくださいと手渡されたCDを聴いてみると、完全に自主制作でお金をかけていないお粗末な作品であることは少なくありませんからね。笑

ただ、十字氏曰く、無料配布のCDでも手抜きはしていないとのこと。

曲はしっかり作り込み、ジャケットや歌詞カード付き。
ジャケットにARアプリ「COCOAR2」をかざすと特典コンテンツが楽しめる仕掛けも用意されているとか!

ジャケットや歌詞カードに拘ると、結構費用がかさむんですよね。。。
それよりも何よりも、良い音源を作るとなるとレコーディングに相当お金かかりますしね。

無料でありながら手を抜かないというのは、かなり勇気のいるチャレンジだと思います。

十字氏は、10年後にはCDではない売り方をしなくてはならないとしながらも、現段階では、CDを「特典券」にせず、CDそのもので価値を提供する仕組みづくりを目指しているそうです。

更に、CDを使った新しいメディアビジネスも構想しているそうで、CDの配布枚数が拡大し、メディアとして価値を持つようになれば、CDに企業とのコラボ動画を収録するなど「アーティストと企業との新しいコラボ」が可能に。
広告収入で制作費を回収するなど、フリーペーパーのようなビジネスが可能になるといいます。

最後に

CDが売れない時代がこんなにも早く来るとは誰も思わなかったでしょうね。
スティーブ・ジョ○ズにしてやられたっ!!といったところでしょうか。笑

しかしながら、十字氏も言っているように、新たなことにチャレンジする良い機会ではあると思います。
「CD無料」という挑戦が、うまくいくかは未知数ではありますが、従来のマーケティングを続けるのが得策ではないことは誰もが感じていることでしょう。

もしかしたら、十字氏が新たな道を切り開いてくれるかもしれません。

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