「妊娠菌ビジネス」という言葉をご存じでしょうか?
これは、「妊娠菌」がうつるジンクスを商売にして荒稼ぎをしてようとするビジネスのことです。
現在、問題となっている「妊娠米」も同じことと言えます。
妊娠米については前回の記事で詳しく書きましたので、併せて読んでみてください!
⇒メルカリで「妊娠米」が流通!?女性が妊娠しやすくなる『妊娠菌』は医学的な根拠はあるのか?
なぜ、こんなことが大きな問題になっているかというと、妊娠に関するマタニティグッズは飛ぶように売れるからです!
そこを利用して稼ごうとする人たちが多く存在するため、詐欺まがいなことが日常的に行われてしまっているのが実情になります。
さて、そんな「妊娠菌」をつかったビジネスについて色々調査してみました!
「妊娠菌」のジンクスはどんなのがあるの?
妊娠菌のジンクスというのは何なのかといいますと、有名なのは「子宝赤富士」のジンクス!
どういうことかというと、陣痛中の妊婦さんが描いた赤い富士山と太陽の絵を飾っておくと、「妊娠菌」がうつるとうもの。
そもそも、「陣痛中に赤い富士山と太陽なんて描いてられるか!」なんてツッコミをしたくなるような話ですよね。笑
他にはザクロの絵なんかも有名で大手フリマアプリでは結構購入されている方がいます。
説明書きによると、不妊だったのに一発で妊娠したというエピソードを踏まえ、そんな自分が丁寧に一枚一枚描いていますというものが多くあります。
一種の願掛けのようなものなので真偽不明となります。
ですが、これがなぜか大きなブームになるわけです。
テレビに出るような有名なママタレがやっていた日には、ドッカーンと売れまくるわけです。
妊婦菌グッズは様々!
妊婦菌のジンクスから派生し、フリマアプリでは、様々なグッズが売られており、“妊娠菌のお裾分け”という目をひく内容で不妊に悩む人たちの心を掴みます。
どんなグッズがあるかといいますと・・・
・懐妊前に使っていたという基礎体温計
・妊娠した時に食べていた妊娠米
・妊娠した時のエコー写真
・葉に沢山の新芽をつける「子宝草」
などなど・・・なんでもグッズ化して販売されています。
妊婦菌グッズは買ってはいけないのか?
ここで問題になってくるのは、妊娠菌グッズを買ってはいけないのかどうか。
とても難しい問題ではあるかと思いますが、フリマアプリのような個人が直売するようなものは結構怖いかなと思います。
特に、妊娠米のような体内に取り込む物は避けるべきですね。
ただ、絵や写真のような願掛けは正直ありなのかなとは思います。(推奨するわけではありません)
妊娠で一番左右される問題といえば、母体のメンタル面です。
メンタルが安定しないだけでも、妊娠に大きく関わってくるわけです。
そうした場合、もしジンクスを信じることで前向きになれるタイプの人であれば、「赤富士」や「ザクロ」の絵は購入しても良いのではないかと思います。
受験の時のお守り感覚と同じ認識ですね。
しかし、注意してほしいのは、出品者は、お金を稼ぐためにやっているだけの人が多く、実際に願掛けされているのかがわからない商品なので、ある意味グレーゾーンではあります。
不妊を乗り越え子供を授かりたいと頑張っている女性をカモにしている人がいるということだけは頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
また、「赤富士」や「妊娠菌」に科学的な根拠がないということもお忘れなく!
最後に
こうした「妊娠菌」ビジネスは、ネット上で氾濫しており、しかも個人レベルの取引というケースが非常に多くなってきました。
妊娠を餌にした悪徳商法にひっかからないためにも、購入する前に一度落ち着いて、検索などをして調べてみることをオススメします。
ということで、今回は、野放し状態の妊娠菌ビジネスについてでした!