どうも、ちぇぶです!
みなさんモーレツ社員や企業戦士という言葉は聞いたことありますか?
現代の若者は殆どこの言葉を知りません。
一体どんな意味なのでしょうか?またどんな世代にこの言葉は使われたのでしょうか?
早速、見ていきたいと思います。
モーレツ社員って何?
モーレツ社員とは、自らの身も家庭も顧みず、出世や収入のために会社や上司の命令のままに働き
全てを仕事に捧げてきた会社員のことを指します。
この従順な姿が戦場での「兵士」のようであることから「企業戦士」と呼ばれることもあります。
家族主義といった枠組みの中で会社、上司に忠誠を誓い、全てを犠牲にしてまで会社に貢献することが美徳とされた時代だったんですね。
彼らは1972年~バブル崩壊の1990年くらいにかけて流行語にちなんで「猛烈社員」「モーレツ社員」と呼ばれたようです。
また、この「モーレツ」の語源は某石油会社のCMで使われたのが最初なんだとか。
↓そのCMがこちら↓
[youtube id=”sVuyIFknwzA” align=”center” autoplay=”no”]
モーレツ社員の世代とその性格
モーレツ社員(=企業戦士)はどの世代なのか?またどんな性格なのか?
上述したように全盛期は1972年くらいからですので、世代としては定年を迎えるような年齢の人たちがモーレツ社員と言えます。
「団塊の世代」と言われる人たちと同じ括りでいいかと思います。
では、どんな性格なのか?
個人的な性格は十人十色だと思うので、置いといて、会社における性格を見ていきましょう。
基本的に会社に全てを尽くしてきた人たちですから、以下のような特徴があります。
■休日出勤は当たり前
■残業は当たり前
■仕事が辛いのは当たり前
■自ら会社や上司に貢献する
■家庭よりも仕事
■会社・上司の命令は絶対服従
モーレツ社員の考え方はこれが基本になります。
今、挙げたものを見て「えー?まじかよ?」って思う人は多いかと思います。
それは時代が変化してきたからです。
バブル崩壊後、この考え方はなくなりつつあります。
モーレツ社員が迷惑がられる理由とは?
モーレツ社員が会社内で煙たがられる要因としては、時代の変化と今の若者との考え方の違いです。
働く若者達にアンケートをとると驚くことに3割もの人が
「働きたくない」
と回答しています。
現代の若者はこの「働きたくない」という気持ちが根底にあります。
ですから、社会問題になっている「ニート」は約56万人いるとも言われており、それだけ「労働」を拒む若者が多いのです。
「働きたくない」という気持ちを持ったまま就職した若者達が働く上でどんな性格になるのか挙げると下記のようになります。
■休日はしっかり休みたい
■残業なんてしたくない
■辛い仕事は避けて、最低限の仕事がいい
■会社や上司に貢献するという概念がない
■仕事より家庭(プライベート)
■会社や上司の命令は守るけど、厳しすぎる場合退職、うつ病、またはパワハラだと感じる
このように考える傾向があるのです。
これは、先ほどのモーレツ社員の真逆を行く性格だと言えますよね!
ですから、そもそも「労働」に対する考え方に大きなギャップが生じているのです。
また、これに時代の変化が加わり、更なるギャップが生じます。
現代の日本では「過労死」「パワハラ」「うつ病」など、が問題となり、以前よりも社員を守る流れが強まってきています。
ですから企業側も以前のように貢献を強要するような雰囲気ではやっていけない状況になっています。
モーレツ社員世代からすれば「これくらいの仕事は当然だろ?」と思っても、若い社員からしたら「なんでそんなに働かなきゃいけないんだ?それパワハラじゃない?」といった、感覚のズレが生じるのです。
「残業しろ!」「まだ終わってないなら休日も出勤だ!」なんて強要した日には、大変なことになるかもしれませんね。。笑
ですから、若い世代へとどんどん入れ替わっていく昨今では、モーレツ社員世代が迷惑だと感じるようです。
最後に
僕はモーレツ社員世代の意見もわかりますし、若者の意見もわかるのですが、両者の中間くらいが丁度いいんじゃないでしょうかね?笑
モーレツ社員の時代とは変り、残業代が全くでない「サービス残業」なんてことをやるブラック企業も増加していますし、外資系でなければ、努力したぶん給料が変るなんて企業もまだなかなかないのが現状です。
ですから、あまり家庭を顧みず仕事にばかり打ち込むなんていう時代ではなくなっていると思います。
また、男が稼ぎ、女が家庭を支えるという時代は無くなりつつあり、女性も働く共働きの時代です。
男性も協力して家庭を支える時代となったわけですから、家族を犠牲にして働く時代ではないのです。
逆に、若者達は考え方が甘過ぎる気がします。
「働きたくない」という思いは誰って抱くことではあるのですが、その気持ちを仕事に持ち込むのは違うのでは?と思います。
そんなにビジネスは甘いものではありませんからね。
普通に仕事をこなすだけでは、同業者の企業とは差別化できませんから・・・
それ以上の付加価値を生み出す会社にならなくてはなりません。
ですから、それなりの努力や向上心はそれぞれ持って働かないと会社は衰退していくこととなります。
最終的には倒産しないまでも、給料カットなどになり、自分の首を絞めることになってしまう結果になってしまいます。
僕個人の意見としては、やるときはしっかりやって、抜くときは抜く!といったメリハリのできる柔軟な人材が一番良いと思います。
企業側もこういった人の方が扱いやすいと思いますしね。笑
さて、いかがだったでしょうか?
みなさんはこの問題にどう向き合いますか?
↓ポチッとお願いします↓
人気ブログランキングへ