三菱マテリアル データ改ざん問題に進展!子会社で新たな不正発覚か!

改ざん問題で色々と問題になっている大手金属メーカーの三菱マテリアルですが、三菱マテリアルグループの品質データ改ざん問題で、同社は19日に、子会社の「三菱電線工業」で新たな不正事案が見つかったと発表しました!

三菱マテリアルの竹内章社長は「関係者に多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪しておりますが、これだけ不正が発覚すれば信用なんてあったもんじゃないと思いますね。
今回は、子会社で新たに不正が発覚したとのことですが、一体どんな不正があったのでしょうか?

詳しく見ていきましょう!

新たな不正公表 5社に出荷!

三菱マテリアルは、子会社による検査データの改ざん問題で、新たにノートパソコンなどに使われる製品において”寸法など”のデータを改ざんしていたと発表し、竹内章社長が謝罪しました。

三菱マテリアルにおいては、3つの子会社がゴム製品と銅製品、それにアルミ製品の一部で強度などの検査データを改ざんして出荷していたことが明らかになるなど、大きな波紋を呼んでいます。
現在、不正の詳細や原因などについて調査している状況にはありますが、この調査の中で、新たに子会社の「三菱電線工業」が去年12月からの1年間に出荷したノートパソコンなどに使われる「平角マグネットワイヤ」という製品で、寸法などのデータを改ざんしていたことがわかったとのこと。

この製品の出荷先は5社に上り、現在、安全性の確認中。
会社の存続が危うくなるほどの危機ですね。

また、三菱マテリアルは、すでに検査データの改ざんが明らかになっている三菱電線のゴム製品の出荷先がこれまでの229社からさらに拡大する可能性があるとして、462社を対象に確認作業を進めているとしています。

平角マグネットワイヤとは?

今回、改ざんが行われた「平角マグネットワイヤ」とは一体どのようなものなのでしょうか?

平角マグネットワイヤの形状はこのような感じです▼

不思議な形ですね。
日常生活では目にすることはほぼないでしょう。

これはどんなものかと言うと、電気・電子機器内部で使用されるもので、限られたスペースの中に出来る限り多くの導体を巻くという条件に対応するために作られたのが、平角マグネットワイヤ MEXCEL®(メクセル)になります。
平角マグネットワイヤ MEXCEL®は極細から幅広まで、柔軟に対応できる優れた特性を有する平角線です。

これは、電気・電子機器分野における、高性能化・軽薄短小化・省電力化などが急速に進展したことにより、電子基板上に実装されるコイルやノイズフィルタ、インダクタ、リアクトルなどの小型化・高性能化が必須になってきたことで作られるようになったようです。

様々な電気・電子機器の内部に使用されているだけあって、改ざんなどがあれば危険を及ぼす可能背もあるので怖ろしいですよね。
大手企業ということもあり、相当数が世の中に出回っていますからね・・・

ネットの反応は?

ネット上では厳しい声というよりも呆れたような声が目立ちましたね。
日本の繊細な技術は高く評価されているものだけに、こうした不正などがあるとガッカリしてしまいます。

本当にお偉いさんが頭を下げてるニュースばかりですよね・・・
おっさんの頭なんて見ていても何の得にもなりません。

謝罪するくらいなら最初から不正をせずしっかりしたものを作ってくださいとしか言いようがありませんね。

年末年始くらい平和が訪れて欲しいものです。

ということで、三菱マテリアルの子会社で改ざんが発覚したニュースについてでした!