今月6日、人気フリーマーケットサイト「メルカリ」でついに逮捕がでました!
メルカリといえば、つい最近いろんな問題が立て続けに起きて話題になっていますよね。
「妊娠菌」を使ったお米の販売や現金を巧妙に売るなどが記憶に新しいと思います。
そんな中、今回は逮捕者が出てしまったというから驚きです。
メルカリでは様々な物が売られていますが、一体何を売ったら逮捕されてしまうのでしょうか?
早速、みてみましょう!
逮捕者が販売したのは◯◯◯◯◯だった!?
逮捕されたのは、無職の永井厚志(33)と中島正人(35)の両容疑者です。
山口県警によると、両容疑者は、昨年9月中旬からの半年間で販売件数が千数百件にも上り、永井容疑者の口座には過去3年間で約2000万円が入金されていたそうです。
こんなに需要があって、稼げるものって一体なんなのでしょうか?
あなたはわかりますか?
実は、販売していたのは「アカウント」です!
サイトの運営会社の規約に反してメルカリのアカウントを複数作成して登録し、ネットオークションで販売したことで、逮捕されてしまったのです。
「私電磁的記録不正作出・共用の疑い」というもののようです。
「私電磁的記録不正作出罪」は,人の事務処理を誤らせる目的で,その事務処理の用に供する権利・義務・事実証明に関する電磁的記録を不正に作るという罪です。
5年以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられるみたいですね!
アカウントを販売するのはなぜいけないのか?
ここで、気になるのは、なぜアカウントの販売がいけないのか?ということですよね。
その理由は何かというと、「販売されたアカウントを使えば、規約違反で退会処分となった人などが再びサイトを利用することが可能となり、偽ブランドや不良品、盗品がサイト上に流通するなどの危険がある」からなのです。
メルカリの運営側も、健全な取引をする場を提供する立場として、違法な物を売るアカウントは凍結して使えなくすることで排除します。
そうすることで、コピー商品の取引で起こる詐欺被害を減らすためです。
しかし、アカウントがいくらでも量産されて販売されてしまうとなると、退会処分を受けた悪い人たちが舞い戻ってきてしまうことになります。
そうすると、健全な取引を望むユーザーが被害を被る事になります。
なので、規約では禁止事項になっているわけです。
永井容疑者の自宅からは大量の◯◯が!
永井容疑者の家宅捜索が行われたのですが、なんと”携帯電話に使うSIMカード”が数千枚も見つかったんです!
SIMカードが必要な理由は、カードには各固有の番号が記録されており、1枚につきアカウントを1個作成することができるから。
永井容疑者は、この手法でアカウントを売りさばいていたということですね。
容疑を認めてはいるものの、「違法とは思わなかった」と供述しているようです。
「無知は罪なり」という言葉を知らないのでしょうか。。。
知らなかったでは済まされないこともありますし、利用規約に書いてあるのでダメですね。笑
最後に
メルカリは、これまで様々な問題でイタチごっこを繰り返してきたわけですが、さすがにアカウントの販売は逮捕になってしまいました。
とても便利なフリマアプリで、気軽に誰でも利用することができますが、何でもかんでも売れるわけではありませんし、時には今回のように売ってはいけない法に触れてしまうものもあります。
他にも法に触れるものがあるかもしれませんので、「金稼ぎ」を考える場合は、販売する商品が違法ではないのかどうか、しっかり確認するようにしましょう。
また、場合によっては購入者も逮捕されるなんてケースも出てくるかもしれませんので、購入者も自分の身はしっかり守れるように最低限の知識は持っておきましょう!