宝塚で大活躍していた女優の真矢ミキさんが、18日放送のTBS「ビビット」に生出演し、8月2、3日に高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を受験し、その結果を明かしました!!
なんと結果は、受けた5科目すべてに合格です。
合格通知を受け取った真矢ミキさんは、感涙し喜びを語っています!
しかし、53歳という年齢でなぜ高校卒業の資格を取ろうと思ったのでしょうか?
女優の道で活躍されている真矢さんであれば、そんなに必死にならなくても良さそうですが。
真矢さんがどんな想いだったのかみていきたいと思います。
また、高等学校卒業程度認定試験がどんなものなのか?
そして、今後大学受験は視野にいれているのかも調査します!
53歳真矢ミキ なぜ高卒の試験を受けた!?
見事、5科目全てに合格した真矢ミキさんですが、なぜ高等学校卒業程度認定試験を受けようと思ったのでしょうか?
その真意に迫りたいと思います。
真矢さんは中学を卒業した1979年に宝塚音楽学校に入学し、そのまま、1981年に宝塚歌劇団に入団を果たしています。
当時の宝塚音楽学校は中学生で入団し、「中卒」という最終学歴になっていまいます。
現在は、高校卒業資格取得の制度あり高卒資格の取得カリキュラムがしっかり組み込まれているのでそんなことはありませんが、真矢さんの時代は宝塚音楽学校を卒業しても高校卒業の資格は得られていなかったわけです。
しかし、宝塚で実績を残し、女優でも活躍されている真矢さんですからあまり必要ではなさそうですが・・・
では、一体なぜ資格を取ろうと思ったのか?
真矢さんは以下のように語っています。
「別にコンプレックスではなかったけど、大きく自分の中で穴が空いていた。高校、大学に行けなかったという人生の穴をずっと背負って歩いていくんだなと。自分はその時に費やしたもの(宝塚)があるからという考えだったけど、埋められるものなら今から埋めてもいいんだとわかった」
今でも、ドラマなどで活躍されている真矢さんでもこういった穴を埋めたいという気持ちが湧いてくるものなのでしょうね。
確か、過去にはうつ病になった経験もあり、仕事が激減した時代もあったようですから、そういった心配の要因にもならないように埋めておきたいのでしょう。
うつ病を患ったことについては過去に私の記事でも触れていますので併せて読んでみてください。
また、真矢さんは自分のことをとても謙遜しており、自分では「不成功者です。」と言います。
「たまたまこういう場所にたどり着けただけ。いつも未完成って感じ」と自分を過少評価しているようです。
とても真面目な方ですよね!
仕事との大変な両立を乗り越えて!
真矢ミキさんが、今回受験の決意するにあたっては相当の苦労がありました。
というのも、真矢さんの仕事は多忙を極め、その合間をぬって自主的に勉強をしたり、塾に通ったりをしていました。
私も塾は通っていましたが、学生であったが故に「ダリィー!」とか言いながらも通っていましたが、大人になって仕事しながら通うとなると決して生半可な気持ちではできないでしょう。
番組「ビビット」では、今年1月から塾に通い、番組放送後に漫画喫茶で受験勉強をする真矢に密着。
「セリフは入るのに英単語が覚えられない」や「世界史は範囲が広すぎて、受かったら奇跡」などと弱音を吐く場面も多々ありましたが、勉強に集中できる漫画喫茶を「楽園」と呼び、必死に勉強に励んでいる姿は胸が熱くなるところがありました。
8月初旬には「夏休み」として番組に出演することはなく、受験へ向けた最後の追い込みをするあたりが、この試験への本気さが窺えます。
この努力が実り、今回5科目の全てを合格するという結果を掴み取りました!
本当に素晴らしい!
ドラマ「黒革の手帖」を観ていたので、こんなにお仕事をこなしながらも資格の勉強頑張っているんだなーと思っていました。
しかし、高卒認定試験は8科目以上の合格で大学受験資格を得られるものなので、国語・世界史・日本史・現代社会・英語の5科目に絞って受験した真矢さんは、まだ3科目受験する必要があります!
この勢いで頑張って欲しいですね!
高等学校卒業程度認定試験とは?
中学を卒業したのちに高校に進学した人や、仕事について特に不自由していない人は「高卒認定試験」と接する機会がないでしょう。
一体、高卒認定試験はどんなものなのでしょうか?
調べてみると以下のように記載されています。
高等学校卒業程度認定試験とは、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
(大学入学資格検定(大検)は、平成17年度より高等学校卒業程度認定試験にかわりました。)
近年では、仕事に就くにも応募資格に「大卒」という言葉を目にする機会が増えてきました。
すると、中卒や高卒では応募資格を満たしていないため、仕事を選べない状況に陥ります。
ですから、そういった人たちは、改めて勉強をし直し、こうした試験を経て大学・短大・専門学校への受験資格を得るわけです。
高等学校卒業程度認定試験に合格したからといって、「高卒」という扱いになるわけではないので注意が必要です!
あくまで、高等学校を卒業した方と同等以上の学力があると認められるだけです。
試験方法ですが、真矢ミキさんが受験したような方法は誰でも可能です。
試験は年に2回行われているので、第1回試験で合格した科目は第2回試験では免除され、第1回試験で合格していない残りの科目を第2回試験で受験することができるというシステムになっています。
一度合格した科目は記録に残るので、同様に次年度以降に受験することもできます!
つい最近、受験して1科目落とした俳優の河相我聞さんもこれが適用されるので、次年度以降は残った教科のみの受験で大丈夫なわけです。
出題される問題レベルが気になる人は、>文部科学省のコチラのページへ進んでください
真矢ミキ 大学受験を視野に入れている・・・?
さて、高等学校卒業程度認定試験の仕組みについて簡単にみてきましたが、真矢さんがあと3科目合格したとしても「高卒」ということにはなりません。
となると、受験資格を得て、大学受験する道に進むのが自然ではありますが、真矢さんはどこまで考えているのでしょうか?
それについて真矢さんは、「まだまだ入り口に立ったぐらい。大学を見据えたいんですけど、ただ本業をおろそかにできないので、簡単には言えない。行くだけがいいわけじゃないので」と話しています。
確かに、本業をおろそかにしてしまっては本末転倒。
そして、大学に行って「卒業」だけを手に入れたいわけじゃないという考えが素晴らしいですね。
「大学普通に卒業できればいいや〜」くらいの人なんて世の中にいっぱいいますからね。
そう考えると、真矢さんの学業に真摯に向き合う姿勢はまっすぐでかっこいいなと思います。
忙しい中、大変だとは思いますが真矢さんには頑張って欲しいですね!
本人はこのフレーズ嫌っているみたいですけど、言わせてください!
「諦めないで。」