たまたまテレビで「マスク依存症」について取り上げられていたのを見たので、記事を書こうと思います。
近年、増加傾向にあるマスク依存症は心の病であるという指摘があり、個人的には「う~ん・・・そうなの?」という感じです。
確かに、昔に比べて街中を歩いているとマスクをしている人を見かける率が高くなってきました。
しかし、この「無駄にマスクをしてはダメ!」みたいな空気は何か嫌ですね。。。
ということで、マスク依存症に関して自分の意見をまとめていこうかと思います。
『マスク依存症』とは?
マスク依存症とはどんな状態のことをいくのでしょうか?
その定義から説明しましょう。
マスク依存症とは、「衛生や防護といった本来の用途のためではなく、単に顔を隠すためにマスクをつけ、マスクを着用していないと不安や恥ずかしさを感じるようになり、手放せなくなること」
本来のマスクの使用方法ではなく、所謂「伊達(だて)マスク」として着用し続けた結果、マスクがなくてはならない存在になってしまったということです。
伊達マスクという言葉は7年ほど前から使われるようになったと記憶していますが、それが今では依存症という形になってしまっているようですね。
マスク依存症は、主に10代~30代に多く、特に女性が陥りやすい傾向にあります。
なぜ伊達マスクを着用するのか?
まず、依存症になる前段階として、なぜ伊達マスクを着用するのか?ということについてみてみましょう。
伊達マスクを着用する理由について調べてみると・・・
- 顔のコンプレックスが隠せる
- 若く見える
- 可愛く見える
- 口臭で相手に不快ば思いをさせなくて済む
- 表情を隠せる
- 顔が温かくて気持ち良い
- 保湿効果がある
- ファッション
という意見が多いです。
実は、私も冬になると毎日マスクをするマスク愛用者なのでみなさんの気持ちがすごくわかります。
正直、マスクをしていると物凄く楽ですからね。笑
私の場合は、電車内とかでも、くしゃみや咳をお構いなしにする人が多くいるので
その被害を受けないためにもマスクをしているという理由もあります。
あれって本当嫌ですよね・・・せめて手を当ててくれ!と言いたいです。
さて、一般的に伊達マスクをするのは、圧倒的に顔が隠せるというとこにメリットがあって、自分のコンプレックスだったり表情を覆い隠すのに使われることが多いです。
そう考えると、若い世代に多いというデータには納得がいきますよね。
最近の若者は、他人との関わりを避ける傾向にありますし、自分に強いコンプレックスを抱いている人が多いからです。
人から自分がどう見られているのか敏感に意識する人が増えましたから・・・
それを、マスクをすることで緩和しているわけなんですね。
また、「女性に多い」というのは、コンプレックスも然りなのですが、お化粧をするのが面倒とか可愛く見えるといったことで着用します。
確かに、お化粧は時間がかかりますし、多少手抜きしても、マスクさえあればササっと外出できますからね。
また、マスクをしていれば目元だけの露出になりますから可愛く見える可能性は高くなります。
「伊達マスク」はこういった理由で浸透してきたのです。
ちなみに、「ファッション」でやっているという意見もちらほらありますが、
最近流行の可愛いマスクだったり、黒のマスクがそれにあたるんじゃないかと思います。
ビジュアル系を好む人に多いような気がしますね。特に黒マスク!
あとは、ヤンキーですかね?
暴走族とかマスクをよくつけているイメージありませんか?
あれはファッションでしょう。
ファッションでなければ、ヤンキーは風邪引きやすいことになってしまいますから。笑
ちょっとした余談です、、すいません。笑
マスクに依存する背景
日本人がマスクをする率は海外と比べると非常に高いです。
外国人観光客が街中でマスクしいる日本人の多さに驚いたということをよく聞きます。
なぜ日本人にはマスクをする人が多いのでしょうか?
それは、日本人が衛生面への意識が高く、健康管理をしっかりとする人が比較的多いからです。
インフルエンザやノロウイルス等の対策にも力を入れて、手洗い、うがいの注意喚起などを行っていることを考えてみても日本人の衛生面への意識の高さはお分かりいただけるかと思います。
中国のPM2.5に関するニュースが報道されてから、より意識が高まったのは言うまでもありません。
ですから、日本人にとってマスクはとても馴染み深いものなのです。
マスク依存症は心の病!?
現在、このマスクへの依存が「心の病」であると指摘されいます。
また、それによって対人関係への影響にも繋がると言われています。
コンプレックスである部分をカバーするための心理的な壁・バリアー的な認識でマスクを着用していることからそのような指摘がされるようです。
要するに
- 人と会話したくない
- 話しかけられたくない
- 表情を見られたくない
といった殻にこもるようなマイナスな理由でマスクをしているからなのです。
これが原因で孤立していってしまうことが懸念されるという意見のようなのですが
果たしてそうなのでしょうか?
逆に考えてみれば、他人と全く関わりたくない引きこもりがちな人でも、マスクをすることで人がいる所に出てきてくれる可能性があるとなれば結果的に良いことなのではないでしょうか?
引きこもられるより、マシです。
また、マスクをしてたからといって、話しかけない人なんていますか?
学校にしろ、会社にしろ、マスクをしてたからといって不快なイメージはありませんし、普通に話しかけることなんてあります。
マスクが原因でコミュニケーションのとりずらさに影響なんて殆どないでしょう。
「マスク=塞ぎ込む」ではないと思います。
むしろ、マスクのおかげで、苦手なコミュニケーションも少しは緩和できる!という感じになるのではないかなと。
だって、マスクはコンプレックスを隠せるツールなんですよね?
マスク依存症について書いてあるサイトがいくつもありますが、何か偏ったイメージのようにしか思えません。
というか、メディアなどで「マスク依存が・・・」というのを見て、それに乗っかっただけという様に感じました。
本当に心の病気の場合は、マスク云々ではなく、根本的なところの改善でないと無理なんです。
私も、以前そういった病気を抱えていましたからわかりますが、マスクを付ける、外すで解決されることではないわけです。
緩和されるなんてこともありません。
なので、マスク依存症が「心の病」なんて言い方は語弊があるのではないかなと個人的には思います。
マスク依存症を完全に肯定しているわけではないのですが、こういったメディアに操作される考え方はあまり好ましくないかなと思っています。
マスク依存症の注意点
ただ、マスク依存症の人に注意してもらいたい点はあります。
それは、「時と場合」を考えて欲しいということです。
例えば、仕事などで、初めて会う取引先の方などの場合、顔を覚えてもらうためにも
マスクは外しておいた方がベターでしょう。
意外とマスクをつけたままだと、次回会ったときに覚えてもらえてないなんて事もあります。
本当に風邪を引いている場合は、相手にうつしてしまっては失礼でしょうから、着用してて構いませんがそうでなければ外したほうが良いですよね。
このように、なるべく外しておいた方が良いという状況もありますので
自分の判断で前もって決めておくと良いですよ!
また、接客業などで働いている場合はマスク着用がNGだったりしますので
その場合も気をつけてくださいね。
以上、マスク依存症についてでした!