たった8時間を科学の力で1000年に感じることができる、とんでもなく人生を楽しめるのかもしれない薬が、製造可能だと学者が提言しているそうです。
私たちの寿命は、平均で80歳前後だと思いますが、それが1000年も!
楽しい1000年なら最高ですが、苦しい1000年だったら最悪というか地獄ですよね。
この薬が何の目的で製造されるのか、いまいちわかりませんよね?
どうやら、囚人に服用させるという目的のようです。
調べてみたので、紹介したいと思います。
実質死刑の1000年刑罰!?
刑罰の中で最も長い刑罰はなんだと思いますか?
そう、「終身刑」「無期懲役」などが最も長い刑罰です。
しかし、「終身刑」「無期懲役」といえども、模範受刑者・恩赦などにより、およそ30年ぐらいで出てくることは可能なんです。
死刑でない限りは、実質「有期」ということになります。
もし、これが1000年の刑罰に処されたらどうなるのか?
現実世界で言えば、1000年も人間は生きられませんので、現実味はありません。
しかし、たとえば現実世界で8時間しか経過していないのにも関わらず、囚人が1000年もの時間を体感していたとしたらどうでしょうか?
想像もつかない話で混乱しますよね!笑
そもそも、そんなことが実際に可能なのでしょうか?
哲学者のレベッカ・ローアチェスによると、最新のバイオテクノロジーで人類をたった8時間で1000年の刑に処する事ができると言います。
どういうことかというと、
その特殊な薬を飲むとたった8時間が1000年に感じることができて、薬が抜けた頃には憔悴しきっている状況になる。
要するに、人間の感じる時間を100万分の1にする。
ということのようです。
「精神と時の部屋」ではない!
ネット上では、「精神と時の部屋」のような夢のような薬と書かれているのを見かけますが、私はそれは誤りだと思っています。
あくまで、8時間を1000年に”感じる”だけなのです。
精神と時の部屋は、部屋の中が時間の流れが遅い空間であり、実際に修行が行えるということです。
その空間から出れば、現実世界では全く時間が経っていないということになりますが、別の空間で積んできた訓練は実際に体験していることです。
しかし、この薬の場合は、ただ1000年を”感じるだけ”なのです。
投薬されて、薬が効いてきた時にあなたが椅子に座っていたとしましょう。
8時間座っていただけなのに、1000年その場に座っていた”感覚”になるということになります。
8分座っていただけでも、100年も座り続けているように感じるとなるとかなりメンタルがきつくないですか?
何をするにも時間がかかっているような感覚・・・これは地獄だと思います。
とてつもなく簡単に表現するならば、一歩を歩くのに10年,100年かかる感覚に陥るというわけです。(この表現が正確かはわかりませんが、そんなニュアンスです)
なので、もちろん「勉強をしまくったり、やりたいことをやりまくり」なんてことはできません。
おそらくですが、「薬が抜けた頃には憔悴しきっている状況になる」と学者が言っているので、覚せい剤とかに近いのではないかなと思います。
薬が効いている8時間は正気の状態ではないのだと思います。
1000年もの時間をぼーっと夢見ている感覚なのではないかなと。
要するに、廃人状態です。
実質の死刑で、精神の崩壊を目的としているのではないでしょうか。
とても恐ろしい薬であるのは間違いないですね。
もし、8時間耐えたとしても、2回目の投薬となると絶望でしかないはずです。
これが、倫理的に認められることなのかは疑問ですが、近い将来この薬の刑罰がある時代がやってくるかもしれませんね。
それで犯罪が抑止できるなら良いのでしょうか・・・?
難しい問題ですね。
あなたはどう思いますか?