熊本地震で非難してきた少女に親戚がわいせつ行為!災害地に潜む性被害の実態とは?

2016年4月に起きた熊本地震。
まだ記憶に新しく、多くの悲しみを生んだ災害と言えます。

熊本復興に努めるボランティア団体や、熊本を再び活性化するための活動などが行われ、人と人の”支え合い”が見て取れました。

一方、そんな状況下で、卑劣な行為がなされていたことをご存知でしょうか?

温かい人間もいれば、冷酷な人間もいるわけです。

今回は、その氷山の一角が明るみになったので取り上げたいと思います。

非難してきた親戚にわいせつな行為で逮捕

とても胸糞の悪い事件です。

熊本地震により行く場所を失い避難してきた当時10代前半だった少女に対し、親戚の男性がわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪で起訴されたのです。

起訴内容としては、2016年4月に起きた熊本地震直後、家族で身を寄せていた少女が就寝中にわいせつな行為をしたとのこと。

福岡県内に住むその男は、裁判において起訴内容を認めました。

検察側も「犯行は悪質で卑劣」と表現したこの事件ですが、なんと懲役はたったの2年6ヶ月。

性犯罪は、再犯の確率が極めて高い犯罪と言われていますが、たったの2年半で私達と同じ空間に戻ってくるのです。

とても怖ろしいことですよね。

福岡地裁によると、被害者の特定を避けるため、男の氏名や年齢を明らかにしない決定をしました。

男のしたことは許せませんし、名前や年齢、顔写真を晒してもいいくらいだと思いますが、被害者少女の将来を考えると福岡地裁の決定は正しいですね。

なぜ、すぐに判明しなかったのか?

実は、少女が被害届を出したのは、被害に遭い始めてから1年が経っています。
その間、少女はずっと我慢をしてきたと言います。

また、少女は自分が言い出すことで、自分だけでなく家族も追い出されると思い行動にできなかったとも言っています。

10代前半の少女にこんな辛く苦しい我慢をさせてしまうこの状況はあってはなりませんよね。
震災によって行く場所がなくなり憔悴しきっている人につけこんで、こんな行為に及ぶのは最低最悪です。

今回、被害届けを出すに至った理由は「このままでは他の子にも手を出すと思った」からだそうです。

親戚の男は相当なクズだったようです・・・

それにしても、少女はこんな辛い状況下でも、常に自分よりも他人のことを考えられる子なのですね。

こんなにも良い子を傷つける私欲を満たす親戚が許せませんよ・・・

少女は、病院で重度のストレス反応があると診断されそうです。
心身共に回復に向かうことを願っています。

避難先で性被害は深刻

今回の件は、実はレアなケースではありません。

氷山の一角であり、声に出して助けを求められず、明るみに出ていないことが殆どのようです。

避難先の大変さ、支援者の活動風景などは、ニュースで観るので誰もが知っていることでしょう。

しかし、その影には同じ人間とは思えないようなことが行われている実態があるのです。

熊本地震の際にも、警察で把握しているだけでも10件ほどあるんだそうです。
女児へのストーカーやわいせつな行為、卑猥な動画を観せるなどの被害が実際に行われている

のです。

普通の精神状態でもこんなことされたら、精神壊れますよね。

しかしながら、8割~9割の被害は闇の中だと思います。
被害者が抱え込み、苦しんみ、我慢している状況です。

最後に

災害があった際には、復興のため物資の支援などももちろん大切だと思います。
ただ、今後は支援の中に、弱い女性や子供を守れるような環境を作る対策も必須になりますね。

「災害が起こったら、こんな被害もあるんだ」と社会全体が知っておくことが被害を少なくさせることに繋がると思います。

ということで、今回は、震災による性被害についてでした。