お酒が弱い女性は年を取ると骨折リスクが高くなる!?ビタミンEを摂取して予防しよう!

慶応大などの研究チームの調査でとんでもない結果が明らかとなりました。
それは「お酒が弱い女性は、年を取ると骨折リスクが高くなる」というもの。

「え!?」と驚く人も多いと思いますが、実験結果で証明されたようなのです。

どうして骨折のリスクが高くなってしまうのか?
そのリスクを軽減するにはどうしたら良いのか?

その辺を調査してみたいと思います!

アルコールの分解が骨と関係している?

私もそうですが、お酒が弱い人というのは、アルコールを分解する力が極端に弱いことが原因になります。
その「アルコールを分解する力」が骨に大きく関係しているとは誰も発想にないことだと思います。

大抵、女性は閉経後に骨粗鬆(そしょう)症になりやすいと言われていますが
アルコールの分解にかかわる遺伝子の働きが弱い場合、更に骨が脆くなる可能性が高くなるということが判明したのです。

研究では、遺伝子の働きが弱い人の骨折リスクが非常に高いというデータもでています。

骨が脆くなる原因とは?

アルコールを分解する時に働く酵素をつくる遺伝子に着目すると
この遺伝子の働きが生まれつき弱い人は、悪酔いの原因となる”アセトアルデヒド”をうまく分解することができずに、酒に弱くなってしまいます。

この”アセトアルデヒド”が問題なのです!

マウスを被験体にし、アセトアルデヒドを骨を作る骨芽細胞に加えると、細胞の働きが弱まるということがわかりました。

つまり、お酒が弱い人は、分解できないアセトアルデヒドがあるために骨を作る細胞に影響が出てしまっているということです。
とても厄介な話ですよね。。。

どうしたら、これを抑止できるのか?
実は、実験でビタミンEを加えると、働きが回復することが判ってたのです!

ですので、しっかりビタミンEを摂取することで、骨折のリスクを低くすることができます。

ビタミンEは何から摂るの?

ビタミンEを摂取といってもどうやって摂取するのかピンときませんよね。

どんな食材からビタミンEが摂取できるかというと

・アーモンド
・落花生
・たらこ
・うなぎ(蒲焼)
・いくら
・抹茶
・あんこう(きも)

などなど・・・

個人的にお勧めなメニューとしては、「いくらとたらこのパスタ」がいいと思います!
簡単ですし、いくらもたらこも入っているので、ビタミンEが多く摂取できるメリットがあるからです。

食材や料理に気をつかっていられないという人は、サプリメントで代用することも可能です。
ビタミンEと表記されているサプリメントを用法用量守って飲んでもらえれば問題はありません。

お酒の弱さは改善することができなくても、ビタミンEを摂取することは自分の努力でいくらでも取り組めることなので
将来、骨がもろくならないように今から予防に努めるのが得策かと思います!

これを機に、少しライフスタイルを変えてみるといいかもしれませんね。