白石容疑者の家族が十字架を背負い姿消す!加害者家族の人権なく末路がヤバイ・・・

座間アパートで起こった男女9人の遺体が発見される事件で、逮捕された白石容疑者の家族が姿を消したことが話題となっています。


事件のあったアパートから徒歩15分のところにある白石容疑者の実家には父親が住んでいたそうですが、事件後はその姿が見えなくなったといいます。

また、実家から離れて暮していた母と妹もまた、事件発覚数日後以内に、家から姿を消し、行方不明になっています。

事件が起これば、加害者家族は同じ罪を犯したかのように人権を無視した扱いを受けるケースが多いのです。

そして、悲惨な末路を辿ることもあり、これは一つの大きな問題として取り上げられています。

過去に起こった事件の加害者家族などについてもまとめていきたいと思います。

加害者家族の生活は激変する

白石容疑者の起こした事件は到底許されるようなものではありません。

以前、事件をまとめた記事はこちら▼

昨晩からサイコパスな事件として世間に衝撃が走った神奈川県座間市のアパート複数遺体事件ですが、進展があり、犯人の名前が公開されました! ...
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事件を起こした本人は成人しており、いくら家族といえども責任は本人にあるかと思います。
しかし世間では、加害者を産んだ悪の根元として家族も同罪のような扱われていまいます。

加害者家族は、起こした事件の重大さにもよりますが、ほぼ100%転居を余儀なくされると言われています。

マスコミなどが殺到するので、近隣の人が迷惑がられたり、嫌がらせを受けるためです。

また、仕事は確実に辞めざるを得なくなります。
子供がいれば、転校することになりますし、最悪名前を変えて生活しているケースもあります。

場合によっては損害賠償を求められることもあるそうで、経済的にも苦しくなります。

こうした環境の変化だけでも厳しい状態だと思いますが、身内が悲惨な事件を起こしたとなれば、感情すら自由に表せない生活になります。

笑うこともできず、泣くこともできず、引きこもって何もしない生活をしいられます。

「身内が殺人を犯したのに、何笑ってるんだよ?」や「泣きたいのは被害者家族だろ」といった意見が殺到するからです。

ですから、加害者家族というのは、インタビューなどの取材を頑なに拒否することが多いのです。

何か発言すれば、被害者家族の気持ちを逆撫でする可能性もありますし、全て悪いように捉えられる可能性もあるからです。

重大な事件を犯してしまうと、家族は一生その十字架を背負って生きていくこtになてしまうのです。

加害者家族の末路がヤバイ・・・

ここでは、実例を挙げて加害者家族がどうなってしまったのかをみていきたいと思います。

神戸連続児童殺傷事件

1997年に神戸で起こった連続児童殺傷事件は、当時中学生だった酒鬼薔薇聖斗が小学生を狙った連続殺人事件です。

少年Aの逮捕後、マスコミから避難していたAの両親が自宅に戻ると、「お前たちが交尾してできた化け物の責任を取れ」とのはがきが舞い込んでいたそうです。

その後、両親には1億4000万円の損害賠償を命じる判決が出ました。

30年以上勤務した職場を追われた父親は、少年Aの2人の弟の通学問題を考えて妻と協議離婚。

母親に引き取られた弟たちは人目を避ける生活を強いられ、四国や和歌山を転々とするようになりました。

ただ、この事件に関しては、加害者の母親の態度の悪さが露呈し、相当遺族にも不快な思いをさせていたことで有名です。

なので、このケースは、同情の余地はないように思います。

少年Aは現在結婚をして子供も産まれ家族で暮らしており、母親は近くのアパートで祖母を引き取り介護をしています。

父親は、消息が不明。

秋葉原通り魔事件

2008年6月8日、日曜日に起こった最悪な事件。
加藤智大は白昼の秋葉原の雑踏に2tトラックで突っ込み、さらにダガーナイフを使って、7名もの命を奪いました。

この事件では加藤智大の弟が自殺をするという結末を迎えました。
事件発生から6年後に犯人の弟が週刊誌の取材に応じ、『加害者の家族は幸せになってはいけない。それが現実。ぼくは生きることを諦めようと決心しました』と苦しい胸中を明かし、1週間後に自殺。

引っ越しを余儀なくされた弟は、報道がおそまってきてもネットで名前を検索すれば一発で事件のことが出てきてしまうという状況だったと言います。

「出身どこ」

「兄弟いるの」

という他愛ない会話ですら傷つき、怯えていたそうです。
言えない理由も話せず、どこの職場にいっても浮いた存在にならざるを得なかったと辛い胸の内を語っていました。

驚くことに引っ越して、住民登録を済ませると、1ヵ月も経たないうちにマスコミの人が来てインターフォンが鳴り止まないことも多々あったそうです。
加害者の家族はこのように、逃げることが許されないのです。

詳しい内容は、下記リンクに書かれていますが、胸が裂かれる思いです。

独占スクープ!「秋葉原連続通り魔事件」そして犯人(加藤智大)の弟は自殺した

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件

この事件は、宮崎勤が4歳から7歳という低い年齢の女児を殺害。

つい先日、金子ノブアキさん主演でドラマ化されていましたね。

この事件は、犯行声明を新聞社に送り付ける・野焼きされた被害者の遺骨を遺族に送りつけるなどの、極めて異常な行動を犯人が取ったことから、欧米を中心に多発する児童への性的暴行を目的とした誘拐・殺害事件などとの比較も行われ、戦後日本犯罪史上にて初めてプロファイリングの導入が検討された事件。

犠牲者数は4人。

宮崎勉には、両親の他に姉妹二人兄弟二人がいて、事件後、「お前達も死ね」「殺してやる」という旨の嫌がらせの手紙が大量に殺到したそうです。

事件発生から4年後の1994年、父親は自宅を売って、その代金を被害者の遺族に支払う段取りを付けると、東京都青梅市の多摩川にかかる神代橋から飛び降り自殺を遂げました。

この行動に、作家の佐木隆三は「現実逃避であり被害者家族を顧みない行為である」と非難したことも有名です。

何をしても、加害者家族は非難されるということが、このことからわかります。

その他の家族はどうなったのか?

長女は、職を辞め次女は結婚予定であったが自ら婚約を破棄。
兄弟は、会社を辞職。

父親の弟は、5つの会社の役員を全て辞職。

また、父親の次の弟には2人娘がおり、仕事を辞め、旧姓に戻すため妻と離婚。
母親の兄の2人の息子も辞職。

事件後に父親へ取材を続け、コンタクトを取っていた新聞記者は以下のように言います。

「この事件を通して、加害者の家族は罪を犯した加害者以上の苦痛に苛まれることを知った」
「加害者家族が直面する現実を、初めて目の当たりにした」

事件を起こした当事者よりも苦しむ現実が待っているのが現実なんですね。

ネットの意見は?

加害者家族に対する意見はとても様々で、とても難しい議論ではあります。
また、加害者家族がいるということは一方で被害者家族の存在もあります。

被害者家族のプライバシーが守られないケースもあり、日本ではしっかりどうすべきなのか見つめ直す必要がありますね。

ということで、加害者家族や被害者家族についての意見をいくつか取り上げてみたいと思います。

などなど、意見は様々。


ここで思うのは、まず加害者も被害者もプライバシーは守られた方が良いのではないかということ。

被害者家族に関しては晒される意味がよくわからないので、これは確実に保護されるべきではないかと思います。

一番難しいのが加害者家族。

確かに「家庭環境や育て方が悪かった」や「遺伝子が・・・」という意見がありますが、それを事件と同罪にして良いのかどうかは疑問です。

ただ、人間というのは怒りの矛先を失いたくない生き物ですから、それが加害者家族になってしまうという心理もわからなくもないです。

ですが、それが死に追いやってしまったのなら、追いやった人も殺人罪なのではないでしょうか。

被害者家族が加害者家族を追い詰め死に追いやるならまだしも、赤の他人が死に追いやる理由はないと思います。

SNSで個人が簡単に発言できる世の中ですから、これを規制するというのはほぼ不可能に近いかもしれません。

しかし、加害者家族の人権を無視した扱いができないように守ることも大切な課題なのかなと感じました。

加害者家族を追い込む行為というのは戦争を起こす心理と少し近い気がして怖いな思いました。

ということで、今回は、白石容疑者の家族が消えたことに関連して、加害者家族が辿る末路について書きました。