2月下旬になり、徐々に暖かい風が吹くようになってきましたね。
みなさん、花粉症への準備はいかがでしょうか?
私も花粉症を持っていますので、目が痒くなったり、鼻水が出る日々が嫌で仕方ありません。
花粉症対策としては2月の中旬くらいから準備をするのが良いと言われていますから
今くらいが丁度良いのではないでしょうか?
ですので、今回は花粉症の対策や症状をみていこうと思います。
また、最近注目されている、スギ花粉を食べる?という斬新な花粉対策にも注目してみようと思います。
花粉情報
全国的にみると多少時期に誤差はあるかと思いますが、関東ではだいたい2月の中旬頃からスギ花粉が飛散し始めると言われています。
一番気になるのはいつがピークになるのかですよね?
ピークは3月です!
2017年のスギ花粉は関東から東北あたりにおいては、例年より花粉が少なくなるのではないかと予想されています。
しかしながら、人によっては微量であっても症状が出ることもありますのでご注意ください。
その逆も然りで、少量の花粉では症状が出ないために、自分が花粉症であることに気づかないケースもあります。
花粉症の症状とは!?
花粉症の症状は一体どんなものなのかしっかり把握してますか?
風邪と比較してどのような違いがあるのかみてみましょう!
下の表を参考にしてみてください。
花粉症 | 風邪 | |
---|---|---|
目のかゆみ | あり | なし |
鼻づまり | 症状は結構ひどく、両方の鼻がつまったりする | 鼻づまりを起こす場合もあるが、そこまで酷くはない |
くしゃみ | 鼻の中がむず痒く、何度もくしゃみをする | 出る場合もあるが、そこまで酷くはない |
鼻水 | サラサラした水っぽい鼻水が出る | 最初はサラサラしているが、後に粘り気のある鼻水になる |
発熱 | 基本的にはないが、発熱しても微熱程度 | あり |
これだけではなく、のどの粘膜に花粉が付着して炎症を起こすことで、のどの異常を感じたり、咳が出る場合もあります。
上記の症状はあくまでも抑えておくポイントですので、最終的には自分で判断せずに病院へ行くことをオススメします!
自分でできる花粉症対策
花粉症になるとものすごく辛いですよね!
鼻や目の周りが常にムズムズしたり痒くて、何事にも集中できなくなります。
それを防ぐために最低限の自分でできる対策をお教えします。
■外出時は必ずマスクを着用!
花粉対策としては、とにかく花粉を体に入れないようにするのがポイントです。
なので、マスクは必ず着用しましょう
■コンタクトをメガネにする!
コンタクトはとても便利ですが、花粉の時期だけはメガネに替えることをオススメします。
メガネにすることで、点眼もしやすくなりますし、目を保護することもできます。
特にゴーグル型のメガネだと効果は大きいでしょう。
■こまめに部屋の掃除を!
部屋の掃除をこまめにすることで、外から入ってきた花粉を除去しましょう。
花粉は洋服にくっついて家の中にはいってきますから、そのままにしておくと
花粉症の症状が悪化したりします。
■窓や戸を開けっ放しにしない!
空気の入れ替えはとても大事なことですが、花粉が飛散している時期は
開けっ放しにしてしまうと、花粉が家の中に入ってきますので注意してください。
■手洗いうがいをする!
これは、花粉の時期以外にもすべき習慣ですよね!
風邪やインフルエンザの予防にもなりますから、日頃から行うように
心がけておくと良いでしょう。
花粉症の治療
ここ最近、医療の発達で花粉症の人でも病院で治療してもらうことによって、快適に生活が送れるようになりました。
私の知人でも、花粉症が酷い人がいましたが、薬を処方してもらいとても楽になったという声を聞いたことがあります。
では、一体どんな治療があるのでしょうか?
花粉症の治療方法を「対症療法」と「根治療法」の2つに分類してみます。
「対症療法」は、薬物療法、手術療法、民間療法などがあります。
病院で内服や点眼、点鼻薬をもらったり、市販の薬でなおすような療法です。
症状が軽い場合は市販のものでも効果が期待できますが、なるべく医師に相談してみる方が良いと思います。
続いて、根治療法ですが、アレルゲン免疫療法や舌下免疫療法などがあります。
アレルゲン免疫療法は注射による治療になります。
定期的に花粉の抽出液を体内に注射し、免疫を獲得するといった方法です。
研究では80%の人に効果があったと結果も出ているようです。
舌下免疫療法は、2014年に保険適応になったばかりの新しい治療法です。
舌下にアレルギーを自分におこす物質を投与し、免疫を獲得していく方法であり、
こちらも80%以上の効果があったという結果が出ているそうです。
アレルゲン免疫療法も舌下免疫療法も2年以上かけて少しずつ物質の濃度を高めていくため時間がかかるというデメリットはあります。
しかし、舌下免疫療法は自宅でもできるため、比較的負担が少なく花粉症が辛いとお悩みの方には十分メリットのある療法だと言えます。
費用は結構かかるそうですが。。。
花粉を食べて花粉症を治す時代がくる!?
近年では、よく「花粉を食べて花粉症を治す!」なんてことが段々と囁かれるようになってきました。
前述した療法も同じような発想ですよね。
体内に取り入れて、免疫を獲得するわけです。
海外では、だいぶ前から花粉を食品やサプレリメントとして販売しています。
しかしながら、日本ではあまり浸透しておらず、安全性もイマイチといった感じなのです。
栄養価が高く、花粉症を和らげる効果があるにはあるみたいですが、
過去にアナフィラキシーショックのアレルギー反応が起こった事例もあるようです。
こういったことがあり、効能を謳うためには医薬品としての承認がなければ認められないという決まりもあります。
ですが、ちょっと面白そうな研究があるのを知りました。
というのも、遺伝子組み換えをしたお米を食べることで、花粉症を軽減できるといった研究が成されているようなのです。
その名も「花粉症緩和米」!
名前がまだいかにもって感じですね。笑
一体どういうメカニズムなのかというと
「遺伝子組換えによりお米の中にスギ花粉から出る抗原と似た抗原を作ります。これをあらかじめ食べておくことで、スギ花粉からの本当の抗原が入ってきた時、免疫の反応が抑えられ、花粉症の症状が出にくくなります。」
引用:https://blog.miraikan.jst.go.jp/event/20130525post-339.html
ということのようです。
遺伝子組み換えというと少し抵抗があるかと思いますが、とても夢のある話ではないかなと思います。
毎日食べるお米によって自然と花粉症軽減に繋がるとなると、嬉しいこと限りないですよね!
花粉症緩和米は、医薬品レベルの高い安全性が検討され、厳密な審査を通ったもののみが実用化されるということなので
まだ時間はかかるのではないでしょうか?
とはいえ、上記リンクの記事が2013年に執筆されたものなので、既に結構な時間は経過しているので期待はできそうです。
誰もが安心して、快適な生活を送れるよう、こういった新しい技術が世に広まることを願っています!
ということで、今回は花粉症のお話でした!