2019年の1月から北川景子主演の人気ドラマ「家売るオンナ」の続編、「家売るオンナの逆襲」が放送します。
2016年に放送した「家売るオンナ」が毎話2桁の高視聴率を維持しながら最終回まで迎え、続編を希望する声が高かったこともあり、2017年のスペシャルドラマを経て、2019年に満を持しての続編が決定したのです。
2016年、夏--。
東京オリンピックを4年後に控え、熾烈な住宅売買競争が繰り広げられている東京。
そこに現れた天才的不動産屋、三軒家万智(さんげんや まち)!
「私に売れない家はない」彼女の手にかかればどんな客でも必ず家を買うと言われている。
客の人生最大の買い物をある時はダイナミックに、ある時は感動的に演出して売りまくるのだ!
常識に縛られない彼女の独特な生き方は会社では浮いているが、お構いなし。
この夏、不動産屋のスーパー営業ウーマン・三軒家万智があなたの心を爽快に解き放つ!!引用:「家売るオンナ」日本テレビ公式サイトより
「なるほどなぁ」と思わせるような、勉強にもなる営業の極意や、「その発想はなかった」と感心させられるほど、世間の常識を覆すような主人公の発言がまさしく爽快です。
この記事では「家売るオンナ」で過去に売った家についてまとめます。
家売るオンナの続編、「家売るオンナの逆襲」をこれから初めて見る人も、すでにファンの人も是非続編の予習として見てみてくださいね。
目次
「家売るオンナ」が過去に売った家の全まとめ!(スペシャルあり)
「家売るオンナ」は全10話。
それに加えてスペシャルを1話放送したので、全11話となります。
それぞれのお話でどんな家がどのように売られたのかをまとめますね。
第1話
仕事で忙しい夫婦の家探し
・夫婦で大学病院を勤めている。
・忙しくて、子供の面倒は祖母に頼んでいたけれど、祖母が最近亡くなってしまった。
・病院近くの一戸建築を購入したいと考えている。
・子供の顔を見たいからリビングイン階段が条件。
三軒家万智の提案したお家は?
・1LDKのマンションで、寝室は1つにし川の字で寝ましょう。
・子供勉強机も、夫婦の勉強机も全てリビングキッチンにしましょう。
・食事も夫婦と子供3人で食べましょう。
子供の心の中に潜む寂しさを見抜き、そして、毎日子供が誰もいないリビングを通る為だけに存在するリビングイン階段の無意味さを指摘した主人公万智。
いっそ「リビングイン全部」にしてしまうことが最適だという考えから、お客さんの要望に合わないマンションをオススメしました。
お客さんの心の奥に潜む「本当に叶えるべき要望」に応えるというお話でした。
第2話
引きこもりが100年暮らせる家を!
・20年引き篭もりを続ける40歳の息子がいる家族。
・その息子にお金を残したいから、今住んでいる家を5000万で売って、2500万で新しい家を買いたい。
・残りの2500万は息子に残したい。
三軒家万智の提案したお家は?
・息子さんが世間に出なくても良い様に、引きこもりの城をお探しします。
・今の住宅を5000万円で売って住む為のマンションを2500万円で買いましょう。
・ボリダリングもでき、引き篭もりの息子さんも運動できます。
・さらに隣の部屋を2000万円で買って、賃貸収入を得ましょう。残りの500万円を息子さんの生活費に充てましょう。
100歳まで引き篭もれるよう、家賃収入まで提案する主人公。
常識的に考えると「引き篭もりを外に出そう」と考えるのがあるべき姿だと思いますが、「つまらない常識や狭い価値観でモノを言うな!」と一蹴。
既に20年も引き篭もって外に出たとしても社会でやってけないとの事。
確かになぁ、と納得してしまいます。
今の生活を改善させるように動くのではなく、「改善させなくても大丈夫なようにする」って発想は大事かもです。
第3話
価値観の合わないカップルの家探し
・物を捨てられない女性と物を極限まで捨てるミニマリストの男性二人のカップルが一緒に暮らしたい。
・価値観の違いですぐに喧嘩になる。
三軒家万智の提案したお家は?
・3階建ての狭小住宅に住みましょう!
・1階が6畳の何も物がない状態の男性の部屋、2階が共同で使用するダイニングキッチン、3階が物だらけの女性の部屋になります。
価値観の違う二人が自分の価値観を曲げずに、一緒に暮らすためには空間をきっちり分けることが必要なのだそうです。
愛し合う男女が別れてしまう理由でよく耳にするのは「価値観の違い」ですよね。
価値観ってお互い妥協する必要があるように思いますが、それによって我慢しなければならない事もでてきます。
「あえて無理をしないで生活環境を分ける」というのも大事かもしれませんよね。
第4話
ホームレスのようなおじいさんですが・・・実は
・公園によくいるホームレスのようなおじいさん。
・自分に合った家を探して欲しい。
三軒家万智の提案したお家は?
・かまどのある家をご紹介!
この話は、お客さん情報とそのお客さんに売った家の特徴だけを見ても分かりづらい話なのですが、始め、見た目が浮浪者みたいなお客さんをイモトアヤコ演じるダメ営業マンが追い返してしまいます。
実はこのお客さんは電気釜を製造してきた超お金持ちだった、という話でした。
追い返したイモトに対し主人公が「あんたの仕事は、家を売ることだ。家を買いたいと言う人を、話も聞かないで追い返したのか?」と指摘します。
ここに、優秀な営業マンの本質が見え隠れするような気がします。「買いたい」と思っている人に対して適切な商品を「売る」のが営業なのだということが、営業の方にとって当たり前の事なのかも知れませんが、ハッとさせられます。
デキる女は、総資産家ランキングは頭に入れておくのか・・・。なるほど。
第5話
貯金がなくなるのは怖いから、やっぱキャンセルで。
・OLで独身女性。
・一人で生きていく為にコツコツと貯めたお金でマンションを購入しようと思いましたが、やっぱり貯金が無くなるのは怖いしローンも怖いのでキャンセルします。
三軒家万智の提案とは?
アリとキリギリスの寓話をお客さんに話してキャンセル阻止に成功!
実際に家の購入キャンセルしたい客に対して「アリとキリギリス」の話をし始める不動屋さんはいないと思いますが、フィクションなので問題ありません。笑
ここで主人公の万智さんがいいたいのは、「アリのようにただ生きる為にエサを貯めるのと、キリギリスのように好きな歌を歌って死んでいくのとどっちが人生を楽しんでいるのか?」ということですね。
お客さんは結局お家を買いましたが、人それぞれかなぁと思います。
どちらにせよちょっと考えさせられる問いかけでした。
あなたはアリは結局ですか?キリギリス派ですか?
第6話
事故物件の売り方について
・事故物件(夫が妻に殺され、妻は自殺した家)を売って欲しい。
・豪邸だが、金額は事故物件の為、破格。
・幽霊が住み着いているからか、勝手にドアが開いたり閉まったりする。
三軒家万智が売った方法は?
・依頼からたった2日で看護師に売却完了!
事故物件とは、殺人事件や自殺が過去にあった物件の事で、不動産屋さんからしたら売るのが難しい物件となります。
主人公万智はこの物件に関するチラシをとあるターゲットに絞ってポスティング。
そのターゲットとは、事故物件付近にある病院のナースステーション、医局、職員寮、葬儀屋といった、人の生死に関わる職場の人たちです。
事故物件を購入した看護師は、命を扱う過酷な現場で仕事をしているからか死体や幽霊が平気な人のようでした。
事故物件って事故があった事を隠して売られたりしますが、不動産屋さんのプロはデメリットを隠さず、適当な人をピンポイントに狙って商品を勧めるのですね。
第7話
家族の思い出があるから家を売りたくない
・依頼主はイモトアヤコ演じるダメ営業マン白洲美加の母親。
・これから離婚をする母が「家を売りたい」と言っているが、家族との大事な思い出があるから売らないで!
三軒家万智の提案
・「家にこだわって過去から解放されないと、ずっと縛られたまま。家をあきらめて過去から解放されて自由になれば、ご両親も安心して幸せになれる」と説得。
ちゃっかり、主人公の計らいで離婚した夫婦は向かい合わせのマンションに住んで、離婚する前より仲良くなったみたいです。
さすが説得力のある言葉に、細かい気配りに感心してしまいますね。
第8話
有名人が家を買いたいとやってきた
・大人気お天気キャスターが家を買いたいと来店。
・テレビではぶりっ子系キャラを演じているけど実際は正反対の性格。
・実は夫(担当マネージャー)がいて週刊誌でバレてしまった。
三軒家万智の提案したお家は?
・天窓がある家をおすすめ
・二人が一緒に空を見上げていた頃の事を思い出させて、たとえ男女の関係でなくなっても二人は一緒に住むべきですと説得。
第8話のお客さんはキャラクターが濃かったです。笑
篠田麻里子さんがお天気キャスターを演じてました。
しかも、夫に不倫されるという・・・。
不動産屋さんも大変だなぁと思いました。
このドラマを振り返ってみると結構男女トラブルが多いです笑
恋愛のいざこざが好きな人はかなり楽しめるドラマですね。
住む場所を変える時って、結婚や離婚などの節目になる事が多いと思うのですが、その分不動産屋さんは離婚や不倫に惑わされるものなのかなぁ?という感想をいだきました。
第9話
二世帯住宅を渋る嫁と姑
・2組の夫婦がそれぞれ物件を探していた。
・2組はそれぞれ血縁同士だが、嫁と姑の関係が悪く女性陣はお互い一緒に住みたくないと思っている。
・男性陣は、実は二世帯で一緒に住みたいと考えていて、どんな物件を紹介されても決められずにいる。
・姑は老後の面倒を嫁ではなく、自分の娘に見てもらおうと思っている。
三軒家万智の提案したお家は?
・二世帯住宅で暮らしましょう!
・生きてる事くらいは分かる、近くて遠い程よい距離感のある住宅です。
第9話は二世帯住宅を売る話で、とても関係が複雑です。3組の夫婦、カップルが登場します。
万智は仲の悪い嫁と姑に2つの共通の敵を作る事で二世帯住宅に住む事を勧めます。
1つは、旦那さんです。男性陣はそれぞれ物件を決める気がないのに、奥さんを振り回している事を指摘。
もう1つは、姑が面倒を見てもらおうと思っていた娘がナイジェリアの男性と結婚することを宣言したので、面倒を見てもらえなくなる姑と面倒を見なければならなくなる嫁が猛反対している共通点がある事です。
その他、嫁姑は実は似ているところがあり、本当は二人は理解し合えると見抜いた万智。
結局、二世帯住宅で納得してもらえたという話でした。
万智姉さんの人を見抜く能力半端ないですね。
第10話(最終回)
事故に遭ったバレリーナの為のお家
・事故にあった娘のためにバリアフリーの家を探している。
・お客さんは元、バレリーナでバレエ教室を開いていた。娘もバレリーナを目指していた。
・娘の負傷していた足は完治していたが、精神的な理由で立ち上がれないと嘘をついていた。
・旦那さんとは別居状態。シンガポールで別の家庭を持ちつつも、金はいくらでも払ってくれるとのこと。
三軒家万智の提案したお家は?
・ビルを売るので、1階をバレエ教室教室を開いてください。2階で暮らすようにしましょう。
娘は、本当は立ち上がる事ができたけれど、母親と父親の関係を理由に仮病を使って立ち上がらなかったようです。
母親は父からお金を巻き上げたいのだと、その為には自分が立ち上がらない方が良いと判断してのことでした。
それに対して、万智は「愛とはお金です。」と言い切ります。人は愛する人の為にお金を惜しみなく出すのだそう。
旦那さんの愛を受け止め、立ち上がって踊るべきだと、依頼人である母親とその娘に訴えます。
結果、二人は立ち上がる決意をしたのです。
スペシャル「帰ってきた家売るオンナ」
1組目のお客さん:人気子役と付き人みたいなお父さん
・人気子役とその父。
・父は息子の言いなりになっている。
・亡くなった母親の生命保険と息子の稼いだお金で買える家を探しているが、息子が「どの家も気に入らない」とのことで家を買えずにいた。
三軒家万智の提案とは
・お父さんの稼いだお金だけで買える家を探しましょう。
・息子さんが欲しいのは付き人のような父と贅沢できる家ではなく、ごく普通の父とごく普通の生活を送る事です。
2人目のお客さん:娘と絶縁した孤独な男
・家族を失った孤独な男。
・一度家を追い出した娘を連れ戻したかったが、「今までどおり、放っておいてほしい」と断られる。
三軒家万智の提案
・アパートを購入し大家になりましょう。
・アパートは「人の行きかう交差点」なので大家になる事で、部屋の住人との交流があり孤独ではなくなります。
スペシャルなだけあって、主に2組のお客さんに家を売りました。
どちらのお客さんも、主人公の万智によって最終的には納得のいく結論を出せたようです。
とはいってもこのスペシャルストーリーのメインは主人公である三軒家万智の恋愛事情だったように思います。
その点も含めてこのドラマは見どころなのでぜひ興味のある人は見ることをお勧めします。
まとめ
振り返ってみていかがでしたでしょうか?
続編が出るとのことですので予習になればいいなという気持ちで書きました。
結構、いろんな家をいろんな売り方で売っているものですね。
さすが高視聴率を保ち続けているドラマだなぁと思います。
見ているだけで勉強にもなりますし、訴えかけてくるテーマも各話ごとにしっかりとあるように思います。
そもそも登場人物が個性があって好きになるし、ストーリーが面白い!
続編も楽しみですね。
動画配信もされているみたいなので、まだ見てなくて興味がある人や、続きが待ちきれないという人は今のうちに「家売るオンナ」のドラマを振り返って予習してみてはいかがでしょうか?
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