自転車の「ハブ毛」が市場から消える!どんな効果があるのか?自作する方法とは・・・

みなさん、ハブ毛(はぶけ)って知っていますか?

名前を聞いただけではおそらく殆どの人が「なんだそれ?」って思うでしょう。
しかし、実物を見れば「あっ!コレか!」となるでしょう。

ハブ毛はこちらです▼

最近はめっきりこれをつけている自転車を見かけなくなりましたが、見たことありますよね!
特に昭和以前に生まれの人であれば、懐かしいと思うでしょう。

平成生まれだと見たこと無い人も多いかもしれませんね。

この「ハブ毛」が市場から消える日が近づいてきているということで話題になっています。

モノが溢れている時代ですから、淘汰されていくのは仕方ないことですが、少し寂しいですよね。

消えてしまう背景にはどんなものがあるのでしょうか?

また、このハブ毛はそもそもどんな効果のある商品だったのかも併せてみていきたいと思います。

自作もできるそうなので、ご紹介していきたいと思います。

ハブ毛が消える理由とは?

ハブ毛は、写真からもわかるように、自転車の車軸につけるカラフルな輪状のブラシです。

この商品は、愛知県津島市の小さな自転車問屋「三優商会」が作っており、全国でも希少なメーカーなわけですが、残念ながら数年のうちにも製造をやめるといいます。

三優商会の代表である佐藤さんは、ハブ毛の商売を始めたのが1970年代だそうです。
もともとは、隣町の業者から仕入れ、卸売りをしていたそうですが、ハブ毛を最初に誰が作ったのかはわからないそうです。

最初に考案した人はどうしてこの商品を思いついたのでしょうか?笑
気になります。。。

卸売りをしていたハブ毛ですが、オイルショックで品薄になってしまい、仕入れのめどが立たなくなったのを機に、自分で作ることにしたんだそうです。

機械いじりが得意な友人が窓枠の廃材やミシン用のモーターを組み合わせて製造機を作ってもらい、内職の人を雇って生産を始めました。

当時は、自転車が故障しても小売店で修理して長く使うのが普通でした。
その際に、ハブ毛をサービス品として小売店は使っていました。

小売店が繁盛するとともに生産も右肩上がりで、80年代は月4万~5万本も作った経験があるそうです。

これだけ売れていたのなら、一度は目にしたことがある理由もわかりますね。笑

しかし、時代の流れは残酷なもので、転機が訪れます。
自転車は、大型スーパーやホームセンターでも売られるようになったため、自転車メーカーも小売店を通さず、通信販売で直接売り出しすという物流の変化が起こりました。

その影響をモロに受けたのが、町の自転車店。

どんどん店が消えていくことに・・・

小売店の減少とともにハブ毛の出番も減って行ったと言います。
もちろん、ハブ毛を製造していた会社は軒並み撤退していき、気づいたら佐藤さんの会社だけになっていたんだとか。

20年ほど前からそういった状況だそうです。

この独占市場が人気のある商品であれば最高でしょうが、需要の少ない商品であれば、独占していても全く意味がありませんからね。。。

佐藤さんは、材料がなくなったらやめようと思っているそうです。
おそらく数年後には手を引くことでしょう。

本人も、もって3年ほどだと言います。

アマゾンでもこんな感じの表記になっています▼

ハブ毛はどんな目的でつけるの?効果は?

そもそも、ハブ毛は何のために車軸についているのでしょうか?
もし、子供に聞かれても即答できるでしょうか?

私は、絶対にできません。笑

なので、ハブ毛の目的や効果をみてみましょう!

ハブ毛、針金をねじって、ふさふさの繊維を絡ませるように作った、ポリエチレン製の商品です。
自転車の車軸「ハブ」に巻く「毛」だからハブ毛とネーミングされています。

用途は車軸の汚れ落としとされています。
しかしながら、車軸の汚れを気にする人なんてなかなかいませんから、小売店がサービスの一環でつけていた「飾り」という位置づけのようです。

まあ、確かに車軸が汚れていようとも全く気になりませんね。
そもそも、自転車自体が多少汚れようとも殆ど洗ったりもしませんから、車軸なんて一回も気にすることなく生きてきたように思います。笑

ですが、実はハブ毛を愛用している人もいるようです。
良い自転車を使っている人は、使う傾向にあるみたいですね。

ロードバイクなどをやっていて、こまめに自転車を手入れする人であれば、車軸に汚れが付くのも嫌ですからね。
そう考えると、ハブ毛も必要なのではないかと思えてきます。

ただ、自転車を手入れする人でも、車軸に余計なものを付けたくないシンプル主義の人もいると思うので、必ずしも需要が高いとも限りません。
難しいところですね!

では、ハブ毛の効果はあるのかどうかに着目してみましょう。
色々調べてみましたが、ハブ毛はしっかりと効果があるようです。

飾り扱いになってしまうのは、一般人だけであって、自転車をメンテナンスする人からすれば結構必要なモノのようです。
というのも、結構「自作」してつけているという人が多数見受けられます。

わざわざ自作してまで付けるということは、「必要なモノ」であることがわかりますね。
このことから、効果があるのがわかります。

ハブ毛の自作方法

ハブ毛の自作といっても、色々見てると何も毛がついたものではなくても良さそうです!

そして、色んなモノをつかってみなさん試されています。笑

できるだけ安く済ませたほうがいいでしょうね!

作り方は、サイト様をご紹介しますので、そちらで見てみてください!

【革紐を使ったハブ毛】

ホームセンターで売っている350円くらいの革紐で製作されています!
見た目もシンプルで良さそうなので紹介させていただきます。

>cbnanashi.net様

【ヘチマ・マジックテープを使用したハブ毛】

なんと、こちらはヘチマを使ったハブ毛!
見た目にはあまりスマートさがありませんが、効果はありそう。。。笑

また、マジックテープを捲くだけというシンプルで簡単な方法も紹介しています!

>gomagoma PC/自転車ブログ様

他にも、アイディアさえあればいくらでも自作できそうです!
ケバケバのハブ毛を使いたい方はネットで購入したほうが早いかもしれません!

ということで、懐かしのハブ毛が数年で消えてしまうというお話でした!