チケキャン運営の「フンザ」が転売業者の手数料を免除していたことが発覚!?これは酷いだろ・・・

ここ数日、チケット転売サイトの”チケキャン”こと「チケットキャンプ」を運営しているフンザがサービスを終了するとのことで大きく話題となりました。


株式会社フンザの親会社であるIT大手のミクシィは来年5月末に閉鎖することを12/27に正式発表したました。

責任を取る形でフンザの創業社長ら2人が辞任するだけでなく、ミクシィの森田仁基社長も月額報酬を6ヶ月間自主返納することが決まっています。

チケキャン事業からの撤退にともない約77億円の特別損失を計上するなどかなりの痛手を負っています。
兵庫県警によって家宅捜査などが行われていましたが、新たな事実が発覚しました。

なんと、フンザが転売に積極的に加担していたのです。

一体どういうことか詳しく見ていきましょう。

フンザが取引手数料を減免していた!?

驚くべきことに、フンザは複数の転売業者に対し、売買成立時の取引手数料を減免していたことがわかりました。
チケキャンでは原則8.64%の取引手数料がかかるわけですが、転売業者のために減免するとは・・・酷い話ですね。

そもそもチケキャンでは、転売目的で得たチケットの出品が禁じられているわけですが、なぜ業者に加担するようなことをしたのでしょうか?
理由は簡単、”出品数を増やすため”に複数の転売業者を優遇したわけです。

取引手数料を減免してあげれば転売業者はチケキャンで多く出品するようになります。
それによって、ユーザーは「豊富にチケットが揃っているのはチケキャンだ!」と認識してくれるわけです。

このような目先の利益に囚われて加担してしまったのでしょう。

この件に関してミクシィの広報担当者は「手数料の優遇は今月末でやめたい」と話しているようです。
今月末と言わずに即止めるべきではないでしょうか・・・?

ちなみに、手数料減免の優遇については「営業活動の中でフンザから業者に提案した」とのことです。
これはアカンですね。

悪質な転売業者の実態

転売行為は少し前から問題になっていたことですが、今回一気にその悪質さが世間に露呈しました。

チケキャンに関わっていた転売業者は、転売目的を隠してファンクラブ向けサイトなどでチケットを大量購入。
そのチケットを売り捌いて数年間で数十億円を売り上げていたとみられいます。

驚くことに7,000円前後のチケットが10万円以上で転売されたケースもあったそうです。

これは非常に悪質ですね・・・。

ファンも可哀相ですが、1番はアーティスとやそのイベントに関わった人たちじゃないでしょうか?
7,000円で楽しんでもらおうと思っていたにも関わらず、そんな高額で売られてしまったら、集客もきつくなるでしょうからね。

嬉しいのは転売業者だけです。

こういった行為がしっかり取り締まれる仕組みが確立してくれると良いですね。

ジャニーズ事務所の商標権を侵害も

フンザに関しては、ジャニーズ事務所の商標権を侵害した件でも問題になっていますね。

フンザは、「ジャニーズ通信」というのを独自に運営していました。
これは、ジャニーズ事務所に所属するアイドルのコンサートの日程や場所をまとめたサイトになっているわけですが、このサイトについてジャニーズ側に名称使用の許可を得ず、閲覧したユーザーにもジャニーズ事務所が正規に運営しているサイトと誤認させていたのです。

ジャニーズ通信を上手く使って、チケキャンに利用者を誘導する狙いがあったとみられています。

大手企業の子会社でありながら、なんて姑息な手段を使うんでしょう・・・
信頼なんてあったもんじゃないですね。

消費者をバカにしているとしか思えません。

ネットの反応

この件に関して、ネットの反応はどのようなものか見てみましょう!

などなど。

途中、親父ギャグのような大喜利みたいになっていますが、みなさんフンザには呆れています。

親会社のミクシィもしっかり子会社の動きは監視しておかないといけませんよね・・・

転売業者はおそらく新たな場所を求めてチケットを捌き始めると思いますので、もしかしたら別なサービスが荒らされる可能性も無きにしも非ず。
みなさんお気をつけください!