みなさん夜行バスに乗ったことはありますでしょうか?
時間はかかるけど、値段が安くてそれなりにゆっくり旅ができる感覚を味わえるのが夜行バスの醍醐味だと思います。
しかし、席は狭いし、隣に人がいるのでなかなかくつろげず、お尻がいたくなってしまうなんて経験があるでしょう。
私も、よく夜行バスを利用していましたが、人間が嫌いなため多少ストレスでしたし、お尻も痛かったです。(でも夜行バスが好きですが)
そんな中、完全個室の高速バス”ドリームスリーパー東京大阪号”が誕生!!
高速バスが完全個室になるとあれば、最強としか言いようがありませんよね!
ただ、この素晴らしいバスが登場したのにも関わらず
「新幹線乗るわwww」
という声がとても多いのです。
何か理由があるのでしょうか?
一体どんなバスなのか気になるので見ていきましょう!
目次
完全個室の夜行バス”ドリームスリーパー東京大阪号”とは?
関東バスと両備ホールディングスが新たに打ち出した
業界初の全11室扉付き完全個室型の豪華夜行高速乗合バス「DREAM SLEEPER東京大阪号」!
東京~大阪間を1月18日(水)から運行するとのこと。
ここで注目したいのは「豪華夜行高速乗合バス」という部分。
豪華ということは、高級なのでは?というイメージがすぐに湧くと思います。
ずばりその通り!
質の高いサービスを提供するコンセプトなので夜行バスでもかなり金額が高いのです。
そこで、多くの人が新幹線を選択する方が良いとの声を挙げているようです。
では、詳細を見てみましょう!
金額はいくら?
「DREAM SLEEPER東京大阪号」は運賃だけでなく座席料金として1万1,000円を支払う必要があります。
発券時に運賃と座席料金を合算した料金で支払いを済ませるため、決して面倒ではありません。
しかし、合算した片道料金は大人2万円・小児1万5,500円となり決して安いとは言えない値段です。
1月18日~2月28日までは運行記念割引として、片道料金大人1万8,000円・小児1万4,500円で利用できるそうです。
とはいえ、個室だからという理由だけで高いわけではありません。
それなりのハイクオリティーなサービスが満載のようです。
洗練された極上の旅が堪能できる!
近年では、夜行バスといえども、少し広めのシートやテレビの観賞、ゲームができる液晶が完備しているバスも増えており、女性の利用も意識したものが増えています。
しかし、「DREAM SLEEPER東京大阪号」は高いだけあって比較できないほどのサービスや設備なんです。
両備ホールディングス代表取締役副社長の松田敏之氏は以下のように述べています。
「バスの形状はこの20年変わっていません。高速バスは規制緩和を経て、価格競争に陥ってしまい、度重なる事故でイメージを下げてしまっています。
ホテル感覚でくつろげるこのバスが、高速バス業界の発展、イメージの向上、
そして、次世代の担い手が集まってくれるきっかけになってくれることを願っています」
「ホテル感覚でくつろげる」がコンセプトということですから、かなり期待できますよね!
では、早速みていきましょう!
上質な内装

出典:https://news.mynavi.jp/articles/2017/01/11/bus/
まず、はじめに普通の夜行バスと違うのは、いきなりウエルカムアロマが出迎えてくれて
良い匂いのする空間に足を踏み入れる感覚を味わえることです。
そして、床は全面消臭機能が備わったカーペット。
乗車前に靴からスリッパに履き替えますが、このふわっふわのスリッパはそのままプレゼントされるようです。
ブラック&メタルとブラウングレイン(木目)のコントラストでホテルの居室であるかのような上質な造りになっています。
各席は仕切りの扉があり、安心のプライベート空間。

出典:https://news.mynavi.jp/articles/2017/01/11/bus/
また、居室外には温水洗浄機能と水浄化機能が備わったトイレや、独立型のパウダールームも設置されています。
予め注意しておきたいのは、安全面のため各居室に鍵はかけられないのと、各席に運転席で確認できるモニターが備え付けてあるようです。
とはいえ、お客様のプライベート空間なので、座った状態ではモニターに映らないようになっているとのこと。
座席へのこだわり

出典:https://news.mynavi.jp/articles/2017/01/11/bus/
何と言っても、一番お付き合いする時間が長いのが、椅子ですよね!
ここには一番こだわっているようです。
枕・背面・座面・フットレストの全てに「ムアツクッション」というものを採用しており
座ると包まれていることを実感できるリラックス効果の高いクッションなんです。
もちろん、座席の角度の調節も可能ですが、注目すべきは「ゼログラビティ姿勢」!
こちらは、NASAの理論に着想を得た浮遊感を感じながら”深眠”できるという角度なのだそうです!
ボタンひとつで簡単にこの姿勢になれるので乗車した際には、是非試してみて欲しい機能です。
更に、各座席にはイオン発生機プラスクラスターが1台ずつ備えつけられており、快適さにとことん拘っています。
アメニティーグッズがすごい!
通常の夜行バスにはアメニティーはついていないことの方が当然ですが、
こちらはしっかり完備しています!
先ほど、紹介したふわっふわのスリッパをはじめ、ブランケット(貸し出し)やヘッドフォン(貸し出し、カバー付き)、iPhone/Android用USBケーブル(貸し出し)、ミネラルウォーター、スリープマスク、耳栓、歯ブラシセット、ウェットタオルが用意されています。
各座席にはAC100コンセントとUSB充電コンセントを装備しているので、パソコンや携帯電話の充電も心配無用!
また車内では、キャリアを選ばず接続時間無制限で7カ国語に対応した無料Wi-Fiが用意されているので、移動中でも快適に仕事やネットができます。
新幹線との比較

出典:https://www.jr-odekake.net/train/kodama_700/gallery.html
東京=大阪(新大阪)間で新幹線を使った場合を見てみましょう!
指定席など考えると多少値段の前後はありますが
片道およそ1万3,620円で時間は2時間30分程度となります。
「DREAM SLEEPER東京大阪号」は片道大人2万。時間は8時間程度です。
上記の二つを比較してしまうと「新幹線を使った方が安くて早いのでは」という声が挙がるのも無理はないですよね。。
これに関してのみなさんの意見を見てみましょう!
やはり、「新幹線でいいだろ」という意見が多いですね。
寝るだけだから、普通の夜行バスでいいという考えるのは当然といえば当然ですね。
私が思うに、「DREAM SLEEPER東京大阪号」を利用する層というのは、よほどお金と時間に余裕があるか、目的地までの道のりを堪能する拘りがある人くらいではないでしょうか?
それか、一度くらいは個室でリッチな旅を経験してみようという興味本位での利用になるかなと推測します。
今現在、初便は満席で埋まっているようですが、この状態がいつまで続くのか注目していきたいところですね!
お財布が潤った時は、是非利用してみてください!!
私も一回くらいは乗ってみようかな・・・。笑