連日、新型コロナウイルスの感染状況が話題になっていますね。
近隣の日本や韓国、タイでの感染者も報告されており、中国からの渡航者に警戒が強まっています。
ねずみ算的に広がりをみせるコロナウイルスに関心が集まっており、多くの人テレビなどで情報を収集していることでしょう。
私も色々な情報を見聞きしていますが、果たしてどの情報が真実なのか判断するのは非常に難しいですね。
と、いうのもそもそも中国政府が公表している情報が真実なのかどうかもよくわからないからです。
そして、メディアが絡んでくるとさらに真実かどうか判断がつきにくいですね。
メディアの印象操作などが指摘される昨今ですから、当然といえば当然かもしれませんが。
今回は、新型コロナウイルスの情報の真偽について検証していきたいと思います。
中国政府の情報は嘘か?
中国政府は1月25日に新型コロナウイルスによる肺炎感染者が1,330人、死者が41人であると発表しています。
数字的には大きく感じますが、これが本当の数字でなかったらどうでしょう?
実は、武漢市にいる現場の医療関係者からこうした政府の情報に対して「発表を信じないで」との告発が相次いでいるのです。
つまり、現場の人は感染者は1,000人レベルじゃないと訴えているわけです。
こうした現場の声はSNSを通して発信されています。
中でも、注目を集めているのは武漢市漢口で看護師をしている女性の投稿です。
その女性の動画によれば、「9万人の感染者がいる」とのこと!
また、その感染スピードは凄まじいと注意喚起しています。
実際の動画はコチラ↓
武漢漢口
現地医者からの証言
感染者はすでに9万人??
現在、この動画はすごく拡散されているので、日本語字幕を付けました。ご覧ください。 pic.twitter.com/gUYnZJo1nX
— 地蛋 (@Wl9uZ) 2020年1月25日
但し、この女性の言っていることが真実である裏付けもないので、鵜呑みにするのは危険かもしれません。
ですが、色々な情報から推察するとあながち間違ってない可能性もあります。
新型コロナウイルス感染の推察
感染者数や死亡者数を中国政府が隠蔽している可能性は0ではないことを考えてみたいと思います。
様々な情報がありますが、シンプルにまとめるとしたら以下になります。
・人口1100万人の巨大都市を封鎖
・半月以内に2か所目の病院を建設
この2点だけでも感染の拡大が相当なものであることがわかります。
人口1100万人の巨大都市を封鎖
武漢は人口1100万人もの超巨大都市です。
そんな都市を封鎖する対応から推察すると大規模な感染であることがわかります。
また、武漢からは既に500万人もの人が離れているとの報告もあります。
どれだけ警戒すべきウイルスなのかは察しがつきますね。
一部の情報では
「SARSやMARSといった感染症の致死率と比べると僅か1~2%程度」
「インフルエンザと同等のウイルス」
などと言われていますが、この大規模な動きから考えるとそうは思えないですよね。
そもそも致死率が低いといっても、実際に死亡している人が多くいますから・・・。
このことから、感染は数千人規模ではなく、数万人ではないかと推測しています。
少なくとも中国政府が発表した数字よりはるかに多いと思います。
※この女性以外の医療関係者も同じようなことを発信しているので全くのデマではないかと思いますが、情報がフェイクだという可能性も無きにしもあらずなので誤認のなきようお願いします。
半月以内に2か所目の病院を建設
新型コロナウイルスの流行の中心地となっている武漢では、2か所目となる病院を建設しているようです。
共産党機関紙の人民日報によれば、新たな病院のベッド数は1,300床だとか。
しかも、この新設される病院はなんと工期がわずか10日!
施設の安全面が心配ではありますが、このタイトなスケジュールからしても感染者がどんどん増えていることがわかります。
もしかしたら、今後もこの規模の病院がいくつか新設される可能性があるかもしれませんね。
だってこんな状況ですからね↓
親族から送られてきた武漢の病院の動画
どう見ても地獄 pic.twitter.com/M0X3nNaqTc— けいと (@Jiejack3) 2020年1月24日
この病院の混雑状況から見るとまだまだ足りないような気がしますから・・・
といっても、医者の人数が十分にいるのかどうかも怪しいですが。
新型コロナウイルスの症状や致死率の情報は正しい?
最後に、新型コロナウイルスの症状や致死率などの情報が正しいのかどうか見ていきたいと思います。
まずは、新型コロナウイルスの症状や潜伏期間を確認しておきましょう。
症状は、37.5度以上の発熱やせき、筋肉痛、だるさ、痰、頭痛を伴う肺炎症状が特徴。
ですが、熱が出ない症例も稀にあり、無自覚なまま、自覚のないまま多くの人に接触して感染を広げる恐れがあります。
基本的には重症化せず軽微な症状で回復することが多いですが、重症化した場合には入院が必要です。
入院するまで重症化すると今回報道されたように死に至るケースがあります。
ちなみに、重症化する流れが症例からわかってきたようなので、経緯を以下に記載しておきます。
「発症してから入院し、重症化するまでの典型的な経過についても分かってきました。
発症からしばらくは症状は軽く、発症から1週間くらいで症状が強くなり入院、8日目くらいに呼吸苦が出現、
重症例では9日目くらいから急性呼吸促迫症候群という合併症を起こし、10日目以降に集中治療室に入室。 」
10日前後で重症化すると考えると恐ろしいですね。
ちなみに、感染ルートに関しては「ヒトからヒトに感染する」というのは結構曖昧のようです。
飛沫(ひまつ)感染するという意見もあれば、濃厚な関係を持たなければ問題ないなど意見がやや割れているように思います。
しかし、感染の拡大スピードから考えると飛沫感染する可能性は高そうだと思っています。
次に潜伏期間です。
衛生当局の担当者によれば、潜伏期間は10日前後だそうです。
最短で1日、最長で14日。
SARSと異なる点は、新型コトナウイルスは潜伏期間中も感染する性質があるということ。
といっても、そういった能力があるとの見方が強いとされているだけであり、100%の回答ではないです。
ただ、そういった可能性があることを注意しておくのは大事ですね。
どこの情報を見ても上記と同様の内容なので誤った情報ではない気はします。
ですが、この先が問題です。
パニックを起こさないための対策かもしれませんが、
「あまり心配はいりません」というニュアンスの情報を多くみかけます。
ですが、本当に心配ないのでしょうか?
たとえ、インフルエンザレベルでも死亡に繋がるリスクがあるのであれば、感染しないに越したことはありません。
今回、死亡した人のデータからすると持病を持っていた人が多い傾向にあります。
つまり、高齢者のような体が弱っていたり、何らかの病気をもっている人が死亡する確率が高いです。
ともすると、身体が小さい赤ちゃんも感染した場合は危険になりますよね。
なので、パニックを起こす必要はないまでも、安心しきって油断してはいけません。
予防や感染した場合の対処方はしっかりと把握しておきましょう。
また、致死率に関してですが、かなり低いとはいえ危険なことには変わりありません。
数字のカラクリの可能性もあります。
感染スピードが凄まじい場合、感染者数の母数が大きくなるため死亡者数が少ない数値になるなんてことはよくありますので要注意です。
このまま感染が縮小化されていけば有難いですが、どうなるかわかりませんので、外出の際は細心の注意を払ってお出かけしてくださいね!