漫画アプリの「comico」が炎上しています!
というのも、原稿料を値切りしており、漫画家に過酷な労働をさせていたことが発覚したからです。
comicoとの公式契約を目指していた漫画家さんがツイッターで暴露したことから話題となり、炎上しています。
一体どんな経緯なのでしょうか?
詳しくみていきたいと思います。
漫画アプリ「comico」とは?
comicoは、韓国のNHNエンタテインメントの子会社であるNHN comicoが開発・運営する、スマートデバイス向けの無料漫画・小説アプリのことです。
パソコン向けもありますが、アプリケーション版は1000万ダウンロードを突破するほどの人気ぶりです。
comicoのコンセプトは「デジタルのトキワ荘」とのこと。
ここからデビューする漫画家を育てたいという理念のもと運営されています。
紙ではなくデジタルを採用している背景は、現代の生活様式に合わせてのことです。
生活のあらゆる場面で、スマホの画面を見ている人が多く、余暇の消費形態が昔とは大きく変化していることからデジタルとなっています。
comicoのコンテンツは縦スクロールで読んでいく形で、なんとフルカラーで読むことができます。
毎日の通勤時間など、ちょっとした時間に手軽に読めるよう、オリジナルの作品が日々更新されます。
イメージとしては「毎日更新週刊誌」といったところでしょうか。
日本語版comicoに掲載されている漫画作品は以下の通りです。
・チャレンジ作品
・ベストチャレンジ作品、
・公式作品
上記3種類に分かれて掲載されています。
他にも様々な活動をしており、日本語版comicoでは、単行本化、アニメ化、ドラマ化、舞台化、映画化、comicoノベルのコミカライズ、comico作品のノベライズ、ドラマCD化やグッズ販売等々も行っております。
さらには、一部の作品をLINEスタンプ・着せ替えとして発売なども!
かなり手広く運営しているようですね。
comicoの魅力とは?
comicoの魅力は、読者は全て無料で読めることです。
1000万ダウンロードを達成できたのはここが強みでしょうね。
ですが、魅力はこれだけではありません。
なんと漫画家には”毎月20万円+人気応じたインセンティブ”の報酬が支払われるというシステムなのです!
20万円が保障されて、尚且つインセンティブによって収益が出るとなれば、漫画家さんたちにとってはかなり良い待遇でしょう。
しかも、知名度も増すというメリットもあります。
現在、公式で契約している漫画家さんは128人いるそうです。
これがcomicoの最大の魅力でしょう。
で・す・が、今回問題となって炎上しているのはこの「魅力の部分」なんです!
漫画家の原稿料を値切るなどの酷い対応
公式作家となれば漫画家としても安心感は得られます。
ですから、契約するために頑張る漫画家さんはかなり多くいます。
そんな契約前の段階にいる漫画家さん達へのcomicoの対応が”酷すぎる”ということで炎上しているのです。
comicoに関する暴露をしてくれたツイッターがありますのでみてみましょう。
これを見れば、悪行が一目瞭然です。
たくさんのメッセージ、フォロー、ありがとうございます。
一言一言の言葉があたたかくて、嬉しくて、胸がいっぱいです。蓋をして閉じ込めて見ないようにしていた色々な気持ちと、向き合っていました。
少しだけ、呟かせてください。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
自分の目の前で、自分の創ったキャラクター、ストーリーが違うものになっていくのは辛かったです;;
— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
連載が決定して、本編も3話まで納品済みの状態で。
連載予告が出る3日前になって急に担当の編集からタイトルの変更を命じられてしまって…。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
代案を出すも編集の案のタイトルをごり押しで決定された挙句、全体の話の流れも作品テーマも変えられてしまい、キャラの性格もエピソードも滅茶苦茶にされて、納品済みの話にはってあった伏線も「そんなのどうでもいい」の一言でバッサリ切られてしまいました…。
— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
気付けば何一つ自分の要素のない、でも自分の名前が載ってる何かになってしまいました;
作品を汚されたような気持ちでいっぱいで、すごく、苦しくて。
正直、見るのも吐き気がする状態でした。
でも、読んでくれる、応援してくれる読者さんを前に投げ出すことは絶対しないと、— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
どうしても譲れない部分はきちんと戦わないと、と決めていました。
本連載が始まっても度重なる編集のゴリ押し…。
向こうが100%希望しているものにならなければ、締め切り2日前でも全没はザラでした。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
自分の目の前で、自分の手で、どんどんグチャグチャになっていく私の作品。
悔しくて、悲しくて、辛くて、、、。
完全に心が折れてしまったのは9話目の打ち合わせ電話。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
それまでキャラの性格に矛盾した行動や、キャラ一人一人の今後のエピソードを壊してしまう様な展開を指示された時、意見していましたが、
「言うとおりに描け」の一言で、自分の中で何かがプツンと切れてしまいました。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
それからは言われるがまま、それに耐えるのがやっとです。
でも、話になるべく矛盾を持たせない様に。
これはせめてもの、読んでくださる読者さんへの、最低限守らないといけない礼儀だと胸に刻んでいました。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
今はそこから少し離れて、少しずつですが作品と向き合うことが出来、「私の作品」としてお話を紡ぎたいと改めて思うことが出来ています。
— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
原作者の設定などの練り直しは担当編集者さんとの間ではよくあることだと思いますが、ただ、原作者の意図や想いを反映させた上で丁寧に作りこまれていくことでしょう。
まさに、信頼関係で成り立っているところもあり、作品をより良くするために改良していくものだと思いますが、comicoのやり方は違うようですね。。。。
一方的に意見を通して、原作者の考えや想いを無視して全くの違う作品になろうがお構いなしのようです・・・
これでは原作者がいる意味がないような・・・
他にも被害者の方がいます。
comicoに金銭騙しとられました。
まさか犯罪まで行なっているとは思わなかったのでドン引きです。#comico— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月11日
漫画の原作としてcomicoノベルの作品を課金して読むように言われたのですが、原稿料を払ってくれないどころか課金した金すら返してくれません。腹立たしい。#comico
— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月11日
原稿料払えない理由は、私の漫画が手抜きだからもっと時間をかけて作画しないと原稿料は払えない、だそうです。
comicoの漫画がそんなに描き込み多かったなんて、私知りませんでした。— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月11日
原稿料1話3万にしろと値切られた時、それ最低賃金で計算すると〇〇時間しか作業出来ませんね、って返したら
自分はReLIFE担当してるけど、1話5万しか払ってないし、ReLIFEはもっと時間かけて作業してるって返されましたそれ他人に話しちゃいかんやつだと思うの。twitterでネタにしちゃうの#comico
— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月11日
原稿料1話3万にしろと値切られた時、それ最低賃金で計算すると〇〇時間しか作業出来ませんね、って返したら
自分はReLIFE担当してるけど、1話5万しか払ってないし、ReLIFEはもっと時間かけて作業してるって返されましたそれ他人に話しちゃいかんやつだと思うの。twitterでネタにしちゃうの#comico
— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月11日
端金貰ってお口チャックするよりも、罰金やインセンティブの具体的な金額垂れ流す方が嫌がらせ出来るじゃないですかー。#comico
— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月12日
アプリスクショ。
わしは原稿料3万までまけないと作業した分の原稿料も払わないって言われたし、実際一銭も払われてないで。#comico pic.twitter.com/4r3Ne3LOjc— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月13日
comicoからツイートを削除して謝罪しないと訴えると警告されました。
原稿料も課金した分も払ってないの事実なのにね。ちゃんと払ってくれたら謝罪もしますし撤回しますよ。#comico
— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月25日
ツイートを削除して謝罪をしないと訴えると脅しのようなことも行われたようです。
もし、これが本当だとしたらcomicoさんマズいですね。。。
やり取り自体に証拠がないので、どこまでが本当かはわかりません。
ただ、こうした暴露ツイートが存在していることは事実ですし、少なくとも2人は被害に遭われているというのが現実です。
ちなみに、こんな意見がありました▼
#comico の地雷臭すごい
60日以上未払い→親事業者禁止行為第1項第2号接触
不当な減額の要求→禁止行為第1項第3号接触
自社製品の購入や利用強要→第1項第6号接触
報復の宣告→脅迫の成立/第1項第6号接触
他もう証拠資料を揃えて某窓口か警察行ったらどうかね、っていう。ネット漫画媒体の闇が深い
— ねむいぬ@コミケ1日目東6ト17b (@sleepdog_t) 2017年12月27日
罪に問われる可能性があるんですね。
これが事実であれば、他にも被害に遭った人の証言が出てくると思うので、しばらく様子を見てみましょう!
この件はかなり注目です。