映画『バースデー・ワンダーランド』には原作がある!あらすじを比較してみた!

2019年4月、注目されている日本アニメーション映画「バースデー・ワンダーランド」が公開されます。

ここ数年、日本のアニメーション映画は注目度が高いですよね!
有名な「君の名は」から始まり、「ペンギンハイウェイ」や「未来のミライ」など、長年日本アニメーション映画の第一線を担っていたスタリオジブリではない日本アニメーション映画も日本だけでなく世界中で評価され始めています。

「バースデー・ワンダーランド」もそんな世界に愛される作品の一つになる予感がしますよ!
そんな注目作品「バースデー・ワンダーランド」には、実は原作があります。
いったいどんな作品なのでしょう?

映画と原作のあらすじにどのくらい違いはあるのでしょうか?
そんな気になる疑問を映画をご覧になる前にこちらの記事で解決しましょう!
きっと、より映画を楽しめますよ!

「バースデー・ワンダーランド」はどんな映画なの?

まず、「バースデー・ワンダーランド」ってどんな作品なのでしょう?
詳しく知らない方も多いと思いますので、ご紹介しますね。

バースデー・ワンダーランドは「大人が泣けるアニメ」作品を今まで数多く手がけてきた原恵一監督の最新アニメーション映画です。

「バースデー・ワンダーランド」のPVはこちらになります。

代表作として、「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001)」や「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002)」などがあります。
どちらの作品も20年ほど前の作品ですが「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの中で大人がガチ泣きできることで話題の作品でした。

そんな原監督が手がける「バースデー・ワンダーランド」も「大人も泣ける」ことを売りにしていおり、その点が注目ポイントといえます。
特に主人公がする「とある決断」に心を動かされるらしい!?

少女の冒険ファンタジーという一見子供向けなイメージがありますが、夢があって共感ができてどこか懐かしい、そんな大人も夢中になって観られる映画に仕上がっていることがPVからも伺えます!

「あの」超有名声優さんも登場!

「バースデー・ワンダーランド」のおいて個人的には声優さんも注目ポイントです。

ヒロインのアカネ役は女優としてドラマや映画で大活躍されている松岡茉優さん。
その他、メインの登場人物に杏さんや市村正親さん、麻生久美子さんといった豪華俳優陣がキャラクターに声を吹き込んでいます。

上記のような俳優さんの演技にも注目したいところですが、さらに必見(必聴?)なのは「クレヨンしんちゃん」の登場人物である野原しんのすけ役でお馴染みの矢島晶子さん、野原ひろし役でお馴染みの藤原啓治さんといった豪華声優のお二人が「バースデー・ワンダーランド」で演技をされるということ。

特に矢島晶子さんは昨年の2018年6月に野原しんのすけ役を降板されたのが記憶に新しいです。
お声を聴く機会が極端になくなってしまったので、今回の出演は嬉しいですね。

あと藤原啓治さんも元気にお仕事をされていて私はとっても嬉しいよ・・・。
(病気でお休みされてた時期があったので・・・)
ということで、原監督の作品だからこそ実現した豪華声優陣の演技にもご注目!ですよ!

「バースデー・ワンダーランド」の公開はいつ?

「バースデー・ワンダーランド」の劇場公開日ですが、2019年4月26日(金)全国公開となっています。

カラフルな色づかいが特徴なこの作品にぴったりな春の季節に公開ですよ!
楽しみですね。

「バースデー・ワンダーランド」のあらすじは?原作と比較してみた!

映画「バースデー・ワンダーランド」には原作があります。

その原作は「地下室からのふしぎな旅」というタイトルの児童書です。
「地下室からのふしぎな旅」は1988年に講談社の青い鳥文庫で出版された柏葉幸子さんの作品となっています。

柏葉幸子さんは児童向けのちょっと不思議なファンタジー作品をいくつか手掛けていて、「地下室からのふしぎな旅」とはまた別の作品にはなりますが、柏葉幸子さんの作品は宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」にも影響を与えているほどなんですよ。

そんな凄い作家さんの作品「地下室からのふしぎな旅」はどんな話なのでしょう?
バースデーワンダーランドのあらすじと違いがあるのかどうかを調べてみました。

「バースデー・ワンダーランド」のあらすじ

ではまず、映画「バースデー・ワンダーランド」の気になるあらすじをご紹介しますね。

誕生日前日―――アカネの目の前で地下室の扉が突然開いた。

そこに現れたのは、謎の大錬金術師のヒポクラテスとその弟子の小人ピポ。
「私たちの世界を救ってほしいのです!」と必死でアカネに請う2人。

自分に自信がないアカネは「できっこない」と断るが、好奇心旺盛で自由奔放な叔母のチィに促され・・・・無理やり連れていかれたのは、骨董屋の地価の扉の先から繋がる<幸せ色のワンダーランド>!

時空を操るクモやまん丸でモコモコの羊、巨大な鳥や魚と、アカネたちとそっくりな人たちが暮らすその世界から”色が失われる”危機に瀕していた。

色を作る水を守るため、突然ワンダーランドの救世主にされてしまったアカネは、チィやヒポクラテス、ピポと共に色とりどりの町を巡っていく。

一方、命の源の水がわく井戸を破壊しようとするザン・グたちは着実に計画を進行していた。
ついに井戸の前で対峙したザン・グとアカネが下した人生を変える決断とは?

一生に一度きりの、スペシャルでワンダーな誕生日に感動の冒険が始まる―――!

「バースデー・ワンダーランド」公式HPより抜粋)

人生を変える決断って何でしょうね・・・!?
あらすじだけでもかなり気になります。

原作「地下室からのふしぎな旅」のあらすじ

続いて、「バースデー・ワンダーランド」の原作である「地下室からのふしぎな旅」のあらすじをご紹介します。

アカネが薬をもらいにきたチィおばさんの薬局の地下室にふしぎなお客さんがやってきます。「木の芽時の国」の錬金術師だというその人につれられてアカネとチィおばさんはとなりの世界に「契約の更新」にでかけていきます。さあ、ふしぎな旅のはじまりです。

(「BOOK」データベースの商品解説より)

上記のあらすじだけでは物足りないと思いますので補足しますね。

突然チィおばさんの薬局に現れたヒポクラテスは、チィおばさんの地下室とヒポクラテスらが住む隣の国は重なり合うように隣り合っていて、ダブっている部分があることを伝えます。

土地の契約を更新しなければ、地下室は向こうの国の住人と一緒に使うことになるということらしく、困ったチィおばさんはアカネと一緒に隣の世界へ契約の更新に行くことになるという冒険ファンタジーです。

登場人物の名前は一緒ですが、あらすじに既に違いがあることにお気づきでしょう。

地下室から異世界へ冒険するという共通点はありますが、「木の芽時の国」や「契約の更新」というワードは映画にはなく、映画は「誕生日前日のアカネがワンダーランドを救う救世主になる」という内容となっています。

どの程度原作どおりにして、どの程度オリジナルなのかということはあらすじやPVからは伺い知れませんが、おそらく結末も違ってくるのではないかと予想されます。

それにしても原作もかなり面白そうですよね。
児童書ではありますが、大人が読んでもハッとさせられるようなメッセージが込められているという評価もされている本です。

興味があれば、映画の予習としてぜひ読んでみて下さいね。

『霧のむこうのふしぎな町』に続きファンタジー永遠の名作!さあ、ふしぎな旅のはじまりです。

まとめ

ということで映画「バースデー・ワンダーランド」と「地下室からのふしぎな旅」あらすじを比較してみました。
お話もかなり素敵で、夢がいっぱい詰まっていますね。

子どもでも大人でもあらゆる世代の方が楽しめそうな作品だと思いました。
また、映画は色とりどりな異世界<幸せ色のワンダーランド>ということで「色」がテーマでもあります。

私の持論なのですが、「色」をテーマにしている作品は作画が神がかっていることが多いので芸術性にもかなり期待しています。

ということで映画の公開が楽しみです!
皆さんもぜひ観てみて下さいね。