じてんしゃの杜のツイッターアカウントが投稿したあるツイートが話題となっています。
ネット通販が普及し、便利にな時代になりましたが、それについてじてんしゃの杜が小売店や個人経営などの悲痛な叫びを投稿したはずが、逆に非難の声が挙がり、炎上してしまったのです。
リプライの中にはとても考えさせられるような内容もあり、「接客業」の深さを感じました。
今回は、この件について経緯も含め詳しくみていこうと思います。
『じてんしゃの杜』のツイートが炎上!
『じてんしゃの杜』は、宇都宮の自転車専門店。
”自転車を好きな人のお役に立つことと、一緒に遊ぶこと”を経営理念とし、ママチャリからレース用まで取り扱っています。
そんな、じてんしゃの杜が今回ツイートした内容はこちらになります▼
自転車が売れなくなりました。
このままでは、数年のうちに廃業するようです。皆さん、すべてアマゾンが良いんですか?— じてんしゃの杜 (@jitensyanomori) 2017年11月6日
自転車が売れなくなり、廃業目前である悲痛な叫びがツイートされました。
その原因として、アマゾンなどのインターネットを媒体としたネットショッピングの普及にあることを示唆する問いかけをしています。
確かに、現物を見に行って、最終的にはネットで安く購入するという人が多くなってきています。
しかし、このツイートに対して辛辣なリプライが寄せられ、その内容には考えさせられるものがあります。
『じてんしゃの杜』のツイートに対する反応
では、どんなリプライがあるかみてみましょう。
グーグルレビューです。
プロも相手して、品揃えもいい。内輪客にはいい店ですね。でも一般客には高圧的な態度で接っされて二度と行かない意見が多いです。
あとクレジットカードでの手数料は規約違反です。どういうことですか?
リプライでこんなにも反応があるのになぜ店側はだんまりなんですか? pic.twitter.com/z3IK13a41o— kae (@podprd) 2017年11月8日
初めて買ったスポーツタイプの自転車、クロスバイクで行ったら鼻で笑われてちゃんと接客してくれない
次に買ったロードバイクで行ったらしっかり接客。
あと常連との差別。差別をなくそう!
— 鮭 (@syake_gohan09) 2017年11月8日
売る努力はしたんですか?
自分側に非はないか考えましたか?
一概にアマゾン(ネット通販)が悪いとは言えないと思いますけど— Yu–ta. Bi (@tern____rip) 2017年11月7日
地元で何回か行ったことありますがひどいですね、どうして人の自転車を馬鹿にできるんですか?
— TAKE (@SPECIATAKE0717) 2017年11月8日
店主からすればこう書けば常連が擁護してくれると思ったのか?Twitterは匿名を良いことにユーザーは言いたいことばかり書いてるな!と同じこと書いてるFacebook見たら、本名ですら同じような書き込み。
この店は数年と言わずすぐに廃業した方がいいよ。 pic.twitter.com/Ey2cs3uLWM
— スーパーとかち@学畜 (@supertokachi4) 2017年11月8日
じてんしゃの杜 の近くのコンビニでバイトしてたけどお客さんに「あそこの自転車屋さん態度悪いよねー」「あそこ行くなら遠くてもカインズ行く!」って言ってたよ
ロード乗りじゃない人からしてもあのお店はないと思う。— 鮭 (@syake_gohan09) 2017年11月8日
自転車の杜は、二万円台でクロスが欲しいと相談した時、店員に鼻で笑われたのをよく覚えてます。潰れればいいのにとずっと思ってたから、顔本の投稿見てニヤニヤが止まらない。
— おさんぽラバー (@nnnnmzk7) 2017年11月6日
自転車の杜終わったな
接客態度悪いのは地元のチャリ乗りじゃ有名だし当然じゃねえの— こたつ (@Kota2__) 2017年11月8日
などなど・・・
多くの人の意見をまとめると、接客態度が問題という指摘が多いようです。
常連客や、自転車上級者の人に対してはとても熱心に接客されているようですが、一般人が自転車を買いに行くには「無愛想」「怖い」というイメージがあるようです。
そして、インターネットに客が流れないために、店舗で買うだけの付加価値をつけようと努力しているのかという問いかけもあります。
確かに、ネット社会になり、消費者は家で注文して家で待っていれば商品が届く時代ですから、店舗で何かを購入するのであれば、そこにしか無い”何か”が必要になってきます。
となると、そこを追求することで逆にビジネスチャンスになる可能性も無きにしも非ずです。
とはいえ、小売業が大変という気持ちはよーくわかります。
廃業にならないためには知恵を振り絞らないと生きていけない世の中になってしまったわけですから。
批判の声が多い一方で、じてんしゃの杜を擁護する意見もあります。
自転車の杜、点検はタダだし、基本治せるものは治して使うってスタンスめちゃくちゃ好きだし、規模も大きいし良いショップだけどなぁ
— 神崎たすぽ (@8998samt) 2017年11月7日
じてんしゃの杜さんは、八方ヶ原ヒルクライムを主催されるなど熱心に仕事されていて、僕もそこでお世話になったので、批判を浴びてるのはいたたまれない気持ちです。どうしても自転車に熱心になると上級者向けの対応になってしまうものだと思います。自転車競技の世界の問題なのかなと思います。 https://t.co/lyKPLH5oiV
— めたぴんMetalPink (@metalpinkP) 2017年11月9日
このように利用しやすいという意見もありますね。
接客だったりサービスというのは人によって感じ方が違うことがあるので難しい問題かなと思います。
消費者側にも問題がある?
小売店がこのように嘆くに至る実態には、消費者にも問題があるのではないか?という意見もありました。
自転車に限らず、小売業全体に言える世の中の流れですよね。辛いです。
そのくせ、アフターフォロー等を買ってもいない店に求めるキチガイが増えててアホくさいです。
全国のチャリ屋で、海外通販とか実店舗がある自転車店の通販以外の通販等で買った車体の修理拒否しちゃえばとか思ってしまう。
— @soutakaz 来春までに-5キロ (@soutakaz) 2017年11月7日
誤解招かない様に、アフタフォローはあくまで買ってない店に対して、初期不良だ何だって無償修理を要求してくるって話です(~_~;)
普通に修理とかトラブルは、対応しますしね。
ただ、そーゆー無理な要求をする人が増えてるので、だったら受けない方が楽だなって思ってしまうんですよね。
— @soutakaz 来春までに-5キロ (@soutakaz) 2017年11月7日
私も以前接客業に携わっていたことはありますが、とんでもない事を平気で言ってくるお客さんているんですよね。。。
ですが、お店側も出来る限り対応してあげたりして、そっちに注力していると、せっかく購買意欲があるお客さんが来ても取りこぼしてしまったりもあります。
消費者側もある程度のモラルやマナーは必要になりますね。
こち亀から学べ!
今回の件のリプライの中に人気漫画「こち亀」のネタを引用して書いてる人がいて、参考になったので掲載します。
こち亀に全く同じ話がありましたの
商店街店舗を再生させるために両津達が訪問して、店主らに何が原因と思うか質問する
すると店主達は異口同音に「大型店舗が悪いんだ!」
それを聞いた両津が「コンビニは日々売り上げから客の嗜好をチェックするなどして工夫してるのに、お前達は何もしてないだろ」— 囲碁たん (@igotankiran) 2017年11月8日
これはとても深く考えさせられますね。
「小売店」は「大型店舗」に客を持っていかれる
「大型店舗」は「インターネット」に客を持っていかれる
こう考えると、小売店はかなり苦しい状況にいると思います。
しかし、生き残るためには、”大型店舗・インターネットがなかった時代”と同じ運営方法ではいけないという意識を持つ必要があります。
どの成功している企業も戦略を持って、しっかりとターゲットを掴む取り組みを行っているわけです。
とても難しいことではありますが、もし存続を考えるならば、今こそ小売店のあり方を抜本的に改革しても良いかもしれませんね。
お客さんや時代のせいにしても、現状は何一つ変わりませんから。
ということで、今回はとても考えさせられる「じてんしゃの杜」のツイートでした。
コメント
ロードにのっていて、ある年、何のセッティングの変更もないのに、50kmぐらいで、ひざが痛くなり、サドルの位置や高さを変えても、痛みが取れませんでした。以前から、付き合いのあった自転車の杜の店長に、2-3万円はらって、からだの寸法測定と、アドバイスを求めました。その結果、クランクが175mm( 当方、身長172cm)と長すぎるのが原因と見つけてくれて、感謝感激でした。加齢(当方60歳)とともに筋力が衰え、175mmのクランクを受け付けなくなったのだと思います。それ以来、困ったときは、自転車の杜と決めております。先日も、お尻が痛く、困っていたら、サドルのレンタルっしてくれ、100km走って、調子がいいので、購入しました。こんなサービスは、アマゾンでは得られません。僕は、使い分けています