【2018年】ボジョレーヌーボーの解禁日はいつ?種類や美味しい飲み方は?

秋も深まり、毎年恒例のボジョレヌーボーの解禁日も近づいてきましたね。
近年はボジョレヌーボーの解禁日を祝う「ボジョパ」と呼ばれるパーティも各地で開催され、ニュースでも取り上げられています。

なんでもハロウィンとクリスマスの間のイベントとして盛り上げる動きがあるんだとか。
調べてみると、この通り、「ボジョパのうた “解禁TODAY”」という動画が大手飲料メーカーのサントリーからアップされているほどです。

https://www.youtube.com/watch?v=bMHdFfn6lj4

そもそもなぜ解禁されるたびにこんなにも盛り上がっているのでしょう?
そもそもボジョレヌーボーって何?解禁日って何?

お酒に興味を持ち始めたらボジョレヌーボーを味わったり、「ボジョパ」に参加してみると新しい発見があるかもしれません。
まずはボジョレヌーボーの基本的な知識をこのページでお勉強してみませんか?

ボジョレーヌーボー2018年の解禁日はいつ?

まずはボジョレーヌーボーとはどんなものなのか?という事と、注目の解禁日についてご説明しますね。

ボジョレーヌーボーとはどんなワイン?

まず、ボジョレーヌーボーの語源から。
ボジョレーヌーボーの「ボジョレー(Beaujolais)」はフランスのブルゴーニュ地方の南端に位置するボジョレー地区という、地区の名前、「ヌーボー(Nouveau)」は「新しい」を意味します。

つまり、ボジョレーヌーボーはボジョレー地区で、その年に収穫したブドウから造られる新酒の赤ワインのことをいいます。
そのままですね。笑

ボジョレーヌーボーで使用される葡萄は「ガメイ種」と呼ばれる品種のみです。
このガメイ種は赤ワインを作るための品種です。
なのでロゼ(ピンク色のワイン)はあるのですが、白ワインはありません。

味の特徴としてはフルーティで軽やか。
さっぱりとした口当たりとなっています。
収穫後にすぐに飲めるワインであるため、世界中で人気となりました。

特に時差の関係で日付がいち早く変わる日本では、ボジョレーヌーボーが他の国よりも早く発売されることもあってワインの代表的な産地であるフランスなどに負けない盛り上がりをみせています。

2018年の解禁日は11月15日の木曜日ですよ!

今年のボジョレーヌーボーの解禁日は11月15日(木)となります。

楽しみですよね!!
毎年、11月第3週目の木曜日がボジョレーヌーボーの解禁日と決まっているのです。
なぜ、11月3週目の木曜日が解禁日なのかというと実は深いような深くないような話になります。

11月3週目の木曜日が解禁日となった理由とは

ボジョレーヌーボーの解禁日は2回変更となっています。
もともとの解禁日は、11月11日。
日本でいうところの「ポッキーの日」が解禁日でした。

理由はカトリックの祝日のひとつ「聖人の日(聖マルティヌスの日)」という縁起の良い日だったからです。
しかし、11月11日が別の祝日となり聖人の日ではなくなった為、1度目の変更に至ります。

1度目の変更で、解禁日は11月15日になりました。
理由はこの日も「聖人の日(聖タルベールの日)」だったからです。
しかし、11月15日が土曜日や日曜日となると問題があった為、声が上がりました。

当時フランスでは土曜日や日曜日は定休日にするお店が多く、もし11月15日が土日だったらボジョレー・ヌーヴォーが解禁日となっても販売できない、という困った問題となりました。
結果、2度目の変更です。
解禁日は平日の曜日固定とし、毎年11月15日の聖人の日に近い「11月3週目の木曜日」となることが決まったのです。

ボジョレーヌーボーにはどんな種類がある?

ボジョレー地方で採れた葡萄で作るワインは全てボジョレーヌーボーとして販売されます。
が、このボジョレーヌーボー、実は4つのランクに分けられていて、「無表記」「シュペリュール」「ヴィラージュ」「クリュ」に分類されます。

無表記がランク付で一番低い評価、クリュが一番ランクが高くなっています。
何が違うのかというと、葡萄がどの地区の、どの村の、どんな畑で採れたのか?という違いがランクに現れるのだそう。
無表記以外は条件を満たさないと名乗ることが許されないのです。

ボジョレーヌーボーの値段はピンからキリまで

先ほどのランク付けのように、「葡萄がどこで採れたものなのか?」ということや「日本まで運ぶ時の輸送コスト」などで安さが変わります。

こだわりを持ってワインのことを第一に考えた運び方と大量のワインを一気に運んだのとでは品質に差が出てしまいます。
このような観点から、値段が安いものから高いものまで様々な種類が誕生しているんです。

おすすめのボジョレーヌーボー3選

ボジョレーヌーボーは種類がありすぎて何を選んだらいいのか分からなかったりします。
メジャーどころを押さえて、ボジョレーヌーボー初心者でも満足いく素敵な解禁日にしましょうね。

1.ド定番!「ジョルジュ デュブッフ」のボジョレー ヌーヴォー

ボジョレーの帝王、ジョルジュ デュブッフ氏が手がけるブランドです。
なんでも、ボジョレーヌーボーを世界的ブランドとして広めた第一人者で「ボジョレーの帝王」とも呼ばれています。
高品質で、ものによっては充分お求めやすい価格になっていますよ。

世界中で愛されるボジョレーの定番商品。フレッシュ&フルーティでバランスの取れた味わいの”ザ・ヌーヴォー”です。
感謝の花言葉を持つ、ひなげし、バラ、ダリアを中心にブーケのイメージでデザインされたラベルは、テーブルを華やかにします。

2.3年連続金賞受賞!「アンリ・フェッシ」のボジョレーヌーボー

トロフィー・リヨンというフランス最大のボジョレーヌーボーのコンクールで2015年から2017年までの3年間金賞を受賞している、実力のあるワイナリーです。
パッケージもめちゃめちゃお洒落!

「アンリ・フェッシ」は3年連続で金賞を受賞した実力派のワイナリーです。【Henry Fessy(アンリ・フェッシ)とは】1888年の創業以来、130年に渡り手摘み収穫と伝統的な醸造方法にこだわり、上質なボージョレワインを造りつづけているアンリ・フェッシ。

3.高品質の「ラブレ・ロワ」ボジョレーヌーボー

1832年に創立された歴史の古い会社で「ブルゴーニュ(地域名)の栄光と遺産を引き継いだネゴシアン(ワイン流通業者)」という評価を受けているようですよ。昔からの伝統を受け継ぎ、「マセラシオン・セミ・カルボニーク」という、自然に発生した炭酸ガスを集めて醸しをする伝統的な方法で作られているこだわりあるワインとなつています。

仕込んだワインに酸化防止剤(亜硫酸塩やビタミンC)を添加せずに仕上げるヌーボー。醸造技術面では、温度管理を徹底することで醸造中の酸化を防ぐ独自の製法を採用しています。酸化防止剤無添加で作られたフレッシュなボージョレ・ヌーボーです。

ボジョレヌーボーの美味しい飲み方は?

ずばり、10℃〜13℃くらいが美味しく飲める温度となります。
水を張ったワインクーラーに氷を少なめに浮かべ10分ほど軽くボトルを浸すと丁度いい温度でひんやりです。

一般的には赤ワインは常温で飲むのが良いらしいです。
なんでも、冷やすと渋みが強まるのだそうです。
居酒屋ではよく、赤ワインを頼むと常温で出されますよね。
(お洒落なバーとか行ったことないから居酒屋体験談しか引き出しが無いっ・・・!!)

しかし、ボジョレーヌーボーは渋みが少ないので少し冷やすとボジョレーヌーボーの特徴であるフルーティな味わいが引き立つのだそうです。
1日で飲みきることが出来なくても開栓後は、再び栓をして冷蔵庫に入れれば、数日はおいしく飲めますよ!

解禁日が制定された由来と祝う理由

ボジョレーヌーボーの解禁日は、ワインの早出し競争によって品質が著しく劣化したものや、未熟なものが販売されるすことを防ぐために設けられました。
ボジョレーヌーボーそのものの質を下げないために設けられたわけですね。

また、聖人の日にお祝いする事で「今年も無事にブドウが収穫でき、美味しいワインができたことを感謝する日」という意味合いもあり、収穫祭としても意味のある日となっています。
日本で最近流行っている「ボジョパ」も美味しいボジョレーヌーボーが飲めることに感謝をする意味合いがあるでしょうから、ある意味収穫祭と似ているパーティかもしれませんね。

まとめ

ボージョ、ボージョ、ボージョパ♪
マジで頭から離れないっ・・・。
サントリーにしてやられました。
11月15日は一年に一度きりのボジョレーヌーボーを楽しむ日です。
お酒が好きなあなたも、パーティ好きなあなたも、10月のハロウィンから12月クリスマスまで特にイベントないなぁと退屈しているあなたもボジョレーヌーボーの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?