ボジョレーヌーボー解禁日前の販売や飲んだ時の罰則は?日本なら大丈夫?


10月に入り、あと約一か月後にせまるボジョレーヌーボーの解禁日
今年のボジョレヌーボーはどんな味になるのかを楽しみに待っている方も多いのではないでしょうか?

毎年解禁日は、ニュースで報道されたり、パーティが開かれたりと注目度がぐんとあがりますよね。
なぜ解禁日があるのかは、以前別の記事で書かせていただきました。
が、「この解禁日って守る必要あるのかなぁ?」と思ったりしませんか?

出来ることなら誰よりも早く味わいたいと考える人もいますよね。
でもフラゲしようなど考えず、みんな解禁日を守って飲んでいます。

「もしかして、解禁日より早く飲むとイケナイ事があるのでは?」とも思ってしまいますね。
ここでは解禁日より前にボジョレヌーボーを飲むと罰則があるのかどうかを調べてみました。


ボジョレーヌーボー解禁日っていつなの?

ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年11月第3週の木曜日と決まっています。
つまり、2018年の今年は11月15日(木)となります。
「なぜ、この日になったのかなぁ?」と、なんとなく気になった方はボジョレヌーボーについての記事を読んでみて下さいね。

秋も深まり、毎年恒例のボジョレヌーボーの解禁日も近づいてきましたね。 近年はボジョレヌーボーの解禁日を祝う「ボジョパ」と呼ばれるパーティも...

ボジョレーヌーボー解禁日前に販売したら罰則はある?

ボジョレーヌーボーが作られるフランスには「ワイン法」というものがあります。
このワイン法によってボジョレーヌーボーの解禁日は守られていて、もし解禁日を守らずに販売した場合、罰則が課せられる場合があります。

どうして解禁日を守らなければならないかというと、ボジョレーヌーボーの人気に伴って各メーカーが早く売りだそうという動きがあり、早すぎるあまり品質の低い未熟なボジョレーヌーボーを売り出すことを防ぐ為です。

質を落とさず、多くの人に品質の高いボジョレーヌーボーを楽しんでもらいたいという気持ちがあるからこそですよね。
とにかく、売上を優先するが為に品質を無視して早く売り出そうとし、ボジョレーヌーボーそのものの品質を落とすメーカーには販売停止を言い渡される可能性があります。

ボジョレヌーボー解禁日前に日本で販売したら罰則はある?

さて、フランスにあるようなワイン法は日本に適応するのかというと、「うちはうち、よそはよそ」ということで、特に日本に罰則はありません。

ボジョレーヌーボーの解禁日はあくまでフランスの販売業者に対するものなのです。
日本の販売業者やワインを楽しみにしている消費者へ罰がある訳ではないのです。

とはいえ、日本にボジョレヌーボーを輸出するフランスの業者はワイン法を守らなければなりませんから、日本の輸入業者がフランスの業者と「解禁日前に販売しないように」という契約を結んでいるのではないかと考えられています。

これを破った場合、次年度以降にボジョレーヌーボーを卸してくれない可能性もありますので、やはり罰則がないとはいえ、日本の販売者も守らなければならないことに変わりはありませんね。


ボジョレヌーボー解禁日前に飲んだら罰則はある?

ボジョレーヌーボーは日本においても解禁日が守られています。
これは先ほどお伝えしましたが、日本の企業に罰則自体はないのです。
罰則がないので、極端な話、フランスでいうワイン法の違法を日本人が犯しても罰せられません。

もちろん、解禁日より早く飲んだとしても特に指摘はされないでしょう。
実際、日本の販売店が解禁日の事をよく知らないまま、早く店頭に並べてしまうこともあるらしいですよ。
その場合は「ラッキー」と思い飲んでしまってもOKです。

ただ、そもそもの話をすると日本人はボジョレーヌーボーの解禁日にひたすら有利なので、解禁日を破る必要性を感じません。
なぜなら時差があるからで、この時差によってフランスやイギリス、イタリアなどの本場の人々よりも数時間早くボジョレーヌーボーを楽しむことができるのです!
それだけで何だか充分優越感に浸れますよね。

無理して早く飲むことにこだわらない気持ちが大事かもしれません。
ボジョレーヌーボーの品質を下げずに来年度も再来年度も美味しいワインを飲めるようになることのにつながります。

まとめ

今年のボジョレーヌーボーの味にはどんな特徴があって、どんなステキな香りがするのでしょうね?
ワインに合う、チーズやナッツなどのおつまみを用意してその日を待ちましょう。
解禁日である11月15日、乞うご期待です!
きっと、待ったら待った分だけ素晴らしい解禁日になりますよ。