私たちの日常生活で当たり前のように使っている無料通信アプリ「LINE(ライン)」。
連絡先を交換しようものなら次に出てくる台詞は「LINEやってるー?」とか「LINE交換しよ!」となるのではないでしょうか?
つまり、私たちには必要不可欠な連絡手段となりつつあるツールなわけです。
しかし、そんなLINEに問題があり、使用中止の話があがっています。
なんと利用者の個人情報が、中国の関連会社で閲覧可能な状態になっていたのです。
前々から”LINEは中国のアプリだから危険”なんて噂もチラホラ耳に入っていて心配ではありましたが、
圧倒的にシェアが多いため、他社のアプリに乗り換えるのは難しかったと思います。
今回は無料通話サービスのシェアが大きく変動するきっかけになるかもしれませんね。
ということで、この記事ではLINEに代わるアプリについて探っていきたいと思います。
目次
LINEに代わる国産アプリはあるの?
まず最初に気になるのは、「LINEのように気軽に使えるアプリはあるのか?」ということです。
また、それだけでなく「国産のアプリでないと安心できない!」という人も多いかと思います。
では、その両方を満たすアプリはあるのかというと、実は既に存在しています。
その名も「+メッセージ(プラスメッセージ)」。
+メッセージ(プラスメッセージ)とはどんなアプリ?
「+メッセージ」は、2018年にNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの大手キャリア3社が開始したサービスになります。
つまり“国産”です!
もしかしたらあまり聞きなれないアプリかもしれませんが、LINEは使いたくないと思ってこのアプリを導入しているひとは結構いるんです。
家族間だけではこのアプリを利用しているという人もいます。
このアプリのイメージとしては、SMS(ショートメッセージサービス)の機能を進化させた新しいメッセージサービスといった感じ。
つまり、電話番号さえ知っていればメッセージが送れるわけです。
しかも、キャリアを気にすることなく、相手がドコモだろうがソフトバンクだろうが問題なく送れます。
他にどんなメリットがあるのかみていきましょう。
もちろん、無料で利用できる!
当然のことながら、「+メッセージ」はアプリをダウンロードすれば無料で利用できます。
パケット通信料がかかるので、そこはパケ放題などにしておけば全く問題ないでしょう。
また、アカウント作成などの手間も不要なので、すぐに始めることができます。
国産の無料アプリなのでかなり安心できるのではないでしょうか?
文字が2,730文字送れる!
SMSで不便なのは、文字制限があり多くの文字が送れないというデメリットがありました。
(同キャリア宛てなら全角670文字、他キャリア宛てなら全角70文字)
しかし、「+メッセージ」では、最大全角2,730文字までテキストや絵文字が送信できるのです!
SMSの不便だった文字制限が改善されただけでも飛躍的に利用価値はあがりますよね。
写真、動画、スタンプも送れる!
SMSでは、写真や動画、スタンプは送ることができません。
しかし、「+メッセージ」は全て送ることができます。
地図情報も送れるので、LINEと遜色ないかと思いますよ!
ちなみにスタンプは全て無料でダウンロードできます。
ですが、ダサいという噂もある・・・。笑
複数人でやり取りが可能!
LINEで出来ることが出来ないとお話しになりませんよね。
ご安心ください。
SMSの進化系ですから、ちゃんとグループでの会話も可能です。
招待することでグループでの会話が楽しめます。
+メッセージ(プラスメッセージ)のデメリットは?
ここまで、メリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットも多少あります。
どんなデメリットがあるかみてみましょう。
MVNOやガラケーには対応していない
NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクのサービスですので、MVNO(格安SIM)を利用している人は「+メッセージ」が使えません。
ここが解決されるとかなりシェアが増えそうですが、こればっかりは仕方ないかもしれません。
また、ガラケーではこのアプリを利用することができません。
LINEは使い勝手が微妙ながらもガラケーでも使えた気がするので、この辺はやや残念です。
※もちろんY!mobileの人も使えません。
通話はプラン料金に応じた料金がかかる
これはだいぶ大きいデメリットですが、LINEのように通話まで無料とはいきません。
自分が契約しているプランの通話料金がかかりますのでご注意ください。
デメリットはこんなものでしょうか。
他にLINEに代わるアプリはないの?
他にもLINEに代わるアプリはあります。
ただ、国産ではないというだけなので、使い勝手が良ければ別なアプリを使うか、併用が良いのではないかと思います。
個人的にオススメなのは、以下です。
WhatsApp(ワッツアップ)
海外で圧倒的なシェアを誇るメッセンジャーアプリ「WhatsApp」。
特にヨーロッパでのユーザーが多いですが、日本でも段々と利用者が増えてきています。
LINEのようなスタンプや絵文字はほとんどなくシンプルなので、ごちゃごちゃしたのが苦手な人に向いています。
また、一番プッシュしたいのが、「セキュリティーが高いアプリソフトランキング16選」で堂々の1位を獲得していることです。
セキュアーなアプリはなかなかないので、オススメしたいアプリの一つです。
Skype(スカイプ)
Skype(スカイプ)は、昔から定番ですよね。
マイクロソフトが提供するクロスプラットフォーム対応のコミュニケーションツールとして長年親しまれています。
チャット、通話、ビデオ通話、データの送受信が全て無料でできますのでオススメです。
ただ、セキュリティー面が他アプリと比べるとやや劣るのが気になるところではあります。
Viber
世界規模でみるとLINEよりも利用者が多いViber。
日本国内では利用者が少ないながらも一部のユーザーは愛用しています。
使い勝手はLINEと同等です。
楽天が2014年に買収したので、日本でもシェアが広がりつつあります。
併用するには入れて置いてもよいアプリです。
海外の人と通話する機会が多い方にオススメです!
最後に
色々なアプリを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
無料通話アプリやメッセンジャーアプリにこだわらなければ、もっと選択肢は増えると思いますが、絞るとこんな感じになります。
ただ、若者の間では「instagram(インスタグラム)」でやり取りを済ませるなんてこともあるようなので、あえて新しいアプリにこだわらなくても良いかもしれませんね。
個人的には他人と連絡を取るくらいであればChatWorkなどのチャットサービスでも事足りるな、なんて思ったりもします。
ですので、この記事を読んで自分のライフスタイルに合ったアプリを選定してみてください。
今回のニュースでLINEユーザーが大幅に減るかどうかはわかりませんが、徐々に「LINEはやってない」という人が出てくるかもしれませんので、代替案を考えておくと良いかもしれませんね。