「Anitube」ついにアクセスできない状況に!政府の海賊版サイトブロッキングが始動か!

いまや海賊版サイトを巡る問題は、日本中が注目している話題ではないでしょうか?

つい最近では、漫画、雑誌、小説、写真集などを全て無料で読める「漫画村」が遮断されアクセスできなくなったという報告が相次ぎました。

漫画村については国会などでも取り上げられるほどの話題を呼びましたが、それに関連して他の海賊版サイトにもブロッキングの手が伸びています。

今回は「Anitube」がつながらなくなったとの声が相次いでいるようです。

政府によるブロッキングの件も含め、海賊版サイトについて色々書いていこうと思います。

Anitubeもブロッキングされた?

16日お昼頃からAnitubeに関するツイートなどが増え始め、アクセスできないという声が相次いでいます。

Anitubeは、違法にアップロードされた膨大な量のアニメが無料で観ることができる海賊版サイトです。

政府が13日に発表した「海賊版サイト対策」で、ブロッキング対象として挙げられていたサイトの1つが、この「Anitube」です。

もちろん、漫画村もブロッキング対象に含まれており、その他「Miomio」というサイトも対象です。

現在Anitubeではエラーメッセージが表示される状態となっており、以下のような画面になる模様。

ユーザーの間では閉鎖されたのではないかと囁かれており、政府のブロッキングが始動している可能性が高まっています。

なぜ違法アップロードはなくならないのか?

ここまで問題になっているにもかかわらず、海賊版サイトはなぜなくならないのでしょうか?

無料で全てのコンテンツが楽しめる海賊版サイトですが、運営者は広告収入目的でサイトを運営しています。

web上で「漫画村」や「Anitube」のスクリーンショットの画像などを見てみるとわかりますが、サイトのいたるところに広告が配置されています。

サイトを利用するユーザーが広告をクリックして、アプリをダウンロードすれば数百円~数千円の報酬が支払われる仕組みです。

広告によっては、クリックしてもらえるだけでも収益になるものもあります。

仮に1クリック10円だったとしても、10万人が利用してクリックした場合、100万円の収益になるというわけです。
無料でコンテンツを提供しても、それだけの見返りはあるというわけです。

それだけ収益があれば運営するメリットはありますよね。
また、ちゃんと収益が発生しているということはそれなりに多くのユーザーがいるわけです。

巷では、海賊版サイトを潰せという声が多いようですが、意外と電車などに乗っていると利用している人は見かけますからね。

少し話は逸れましたが、違法アップロードの海賊版サイトがなくならない理由はこういうカラクリがあるわけです。

なので、ここ最近は海賊版サイトに広告を提供している広告主が悪いのではないか?という指摘もあったようです。

広告主側もヒヤヒヤしますよね。

実際に、広告の提供を取り下げた会社もあるようで、取材されたりしていました・・・。苦笑

サーバーが海外にあると捕まらないは本当?

こういった件が話題になると、必ず浮上するのは「海外のサーバーを使っているから逮捕されない」というような言葉。

結論から言うと、捕まります。笑

海外にサーバーがあると、日本の法律が適用されないのではないか?と思われがちですが
実は、ちゃんと日本の法律が適用されます!

過去に、こんな事件がありました。

自宅のコンピュータを用いて、東映(株)が著作権を有する特撮作品の動画ファイルを、韓国ソウル市に設置し管理するストリーミング配信用サーバーコンピュータに無断で投稿し、不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにしていた男性が逮捕されました。

この件は、サイバーパトロールで発覚。

この逮捕された男性もやはり広告収入を得るためにやっていたと供述しています。

また、別件でインターネット上で動画を生中継できるサービス「FC2ライブ」を使い、
自分たちのわいせつ行為を撮影・配信していた30歳の男性と19歳の短大生が現行犯逮捕されるということもありました。

この2人は、「FC2が海外のサーバーだから逮捕されないと思っていた」と供述しており、やはり誤った認識をしていたようです。

このように、サーバーが海外であろうとなんだろうと、日本の法律が適用されて、逮捕はされてしまうということです。
間違った認識が広まることで、マネをする人が出てきますので、注意してください。

海賊版サイトはなくならない?

海賊版サイトの閉鎖を求める声と共に、政府のブロッキングが始動しているようですが、一部では海賊版サイトはなくならないと断言する人も多くいます。

なぜなら、大元の海賊版サイトが消えるわけでもないですし、ましてや著作権者の財産権が回復されるわけでもないからです。

しかも、ブロッキングしたところで抜け道はいくらでもあるので効果はあまり見込めないとの声も挙がっています。

ただ、何かしらの抑止になはなるのではないかと思います。
あくまでも抑止程度になってしまうでしょうが・・・

いたちごっこが続くだけという意見もありますが、全くその通りなのかなとも思います。

今後、この件にかんしてはどう整備がなされていくのか皆目検討がつきませんが、著作者にとっても海賊版サイトにとっても大きな変化のある年になるかもしれませんね。

余談ですが、政府が発表した「海賊版サイト対策」にはひまわり動画が含まれていませんでしたが、ひまわり動画にアクセスできなくなったと報告が相次いだのは一体なんだったのでしょうか?笑

運営者が自主的に閉鎖していたのでしょうか?

とても不思議です。