【注意】amazonのPrimeマークは信用できない?中国業者の進出手段が酷すぎる!

amazonでショッピングを楽しんでいる人は多いことでしょう。
私もその一人ではありますが、ちょっと見過ごせないようなことが起こっているので注意喚起したいと思います。


amazonでトップ表示されているストアやPrimeマークのついたストアは何の疑いもなく安心して買い物しますよね。
しかし、実はその信頼性が揺るがされているのです。

なんと中国の中小企業や個人が「日本のamazonに進出する為のセミナー」というものを行っており、信頼性の低いストアでもPrimeマークを付与されてしまっているのです。

こんなことが看過されてしまうとPrimeマークなどが全く昨日しなくなり、これまで誠実に商売してきたストアが影響をうけることになります。
また、ユーザーとしても安心して買い物がしずらくなりますし、トラブルが急増することになるでしょう。

一体、どうしてこんな事になっているのか詳しくみていきましょう。

Primeマーク取得の手順とは?

今回この件が話題になったのは@Taiwanjinさんという方が内容をまとめてツイートしてくれたことによるものです。

最近、中国の個人や中小企業向けに、日本のAmazonに進出する為のセミナーがあちこちで開かれていて、そのメソッドがえげつない…という話が興味深かった。

というツイートと共に手順をまとめた画像が添付されています。

こちらがそのツイートです▼

手順を以下に列挙してみます。

1.Amazonに出店すると同時に、価格の非常に安い商品を大量に出品する。

2.常に安い商品を大量に出品し、それを、大量に作った評価用のアカウント(50以上)で購入する。

3.出店者は実際に商品は出荷せず出荷連絡を行い、評価用アカウント側はその出店者に星5個のレビューをつける。

4.すると、ショップの評価が99%以上のユーザーが星×5個をつける優秀ショップになり、自社出荷だが、Amazon倉庫からの出荷と同じ信用のある「マケプレプライム業者」の資格を得て、Primeマークをつけて出品ができる。

5.評価用アカウントからAmazonへの代金支払いはあるが、出店者側は商品コストも発送コストもかからない。Amazon側から商品の購入代金も振り込まれる。つまり、100円の品物を50個、評価用のアカウントに販売した場合、Amazonへの手数料(最低50円)×50 =2500円 で信用あるショップが作れる。

6.日本のAmazonユーザーの多くはショップの評価一つ一つを見て購入を判断せず、星の数とPrimeマークのみで判断するので、新規ショップでも最初から実績のある信頼度の高いショップと見られ、実際の商品の品質や対応に問題があったとしてもどんどん売れる。顧客の住所も容易に集め、リスト化できる。

7.そして、自社と競合する販売者がいる場合は、そこから商品を購入し、発送連絡が来ると同時に「商品が届かない!」「品質に問題がある!」とウソの内容とともに、その販売者のレビューに星1個をつけて顧客が不安に思うレベル(星3個以下)まで評価を落とす。その後、返品・返金の手続きを行う

8.アマゾンジャパンは、これらのあきらかに虚偽、不当なストアレビューであっても、Amazonから出荷のものでない限りは一切関与しないので、評価下げをされた業者はそのまま泣き寝入りすることになる。

9.この評価上げ、評価下げを請け負うコンサル(と言えるのだろうか)も複数存在する。

10.このメソッドにより、日本のAmazonユーザーは、これまでAmazonで真面目に商売を行なっていた日本の業者を信用しなくなり、新規参入の中国業者の方が高評価のパーセンテージが高いからと、そちらから商品を購入するようになっている。

 さんより引用

なんともえげつないやり方ですね。。。

要するに、自作自演で高評価を集め、amazonから不正な評価を得てPrimeマークを取得するというわけです。

それだけに止まらず、ライバルになりそうなストアの評価を故意的に下げて独占状態に持ち込む卑劣な手口も使います。

トップ表示されても怪しいストアからは絶対に購入しない!

この手のストアで購入してしまうと厄介なことになります。
他のストアよりだいぶ安いな〜なんてことでポチッと購入してしまったら最後。。。

支払いが済んでいるのに、いつまで経っても商品が送られてこない。
しかも発送する気配も感じられないなんてことになります。

最悪の場合、「システムエラーで販売者に送信できませんでした」なんてamazonから連絡がきて、ストアとは連絡が取れなかったりもします。
そうなると、カスタマーサポートセンターに問い合わせたりしなければならないので、非常に厄介です。

面倒な上に、業者に個人情報を持ってかれるという踏んだり蹴ったりな状況になってしまいます。
そうならないためにも、こうした知識は持っておいた方が良いかもしれません。

一応意識しておいた方が良いのは以下の4点です。

・検索結果のトップにあるストアでも変な点がないかしっかりチェックする
・「安すぎる」と感じたら疑う
・同じ価格帯のストアは複数のアカウント運営をしている可能性があるので、商品説明等が一字一句同じになってないかチェックする
・レビューの内容に違和感がないかしっかりチェックする

これを意識すると騙される可能性を少しでも下げられると思います。

amazonで買い物する際は、ストアもしっかり確認しよう!

私も買い物するときは基本的に星の評価とかストアの信頼性くらいしか確認しないので、変なストアで購入してしまう人も急増するのではないでしょうか。

明らかにわかりやすい変な日本語とかのストアであれば疑いますが、そうでなければひっかかってしまいそうですね。

しかも、トップに掲載されているストアとなるとamazonがちゃんとした基準で選定したストアだと勘違いしやすくなります・・・

現状では、amazon側もなにも対策していないようですから完全にザル状態です。
品質やサービスが悪いストアでも余裕でPrimeマークをゲットできてしまいます。

なので前述しましたが、amazonで買い物する際は、ストアもしっかり確認することをおすすめします。

というか、必ず確認してください。

また、変な日本語のレビューが多くないかとか、不自然な評価がないかなどもチェックしましょう。

兎にも角にも、これは早急にamazonに対応して欲しいですよね。
安心して買い物することができませんから・・・

中国の業者が全てダメなわけではない

このような記事を読むと、「中国はダメだな!」ってことで中国の業者全てを敬遠する人もいるかと思いますが、全ての業者がそうとは限りません。

中国の業者でもしっかりと運営しており、信用できるストアは存在します。

なので、「中国」というカテゴリでひとまとめにしないようにしてください。
一応、そこのところだけは誤解のないよう記載しておきます。

最後に

しかしながら、こんなことを教え広めているセミナーが多く存在していると思うとホント嫌な世の中だなと思ってしまいます。

真剣に運営しているストアが評価されず、悪どい手口を使っているストアがトップに表示されたりするわけですからね。

しかもamazonなんて誰もが利用している大手のサイトですから、こんなガバガバな状態なのは困ってしまいます。

ユーザーが変な物を掴まされて悲しい思いをする前に、なんとか改善してくれたらと願うばかりです。

今回は、このようなことが現実に起こっているというのをツイッターで見つけたので注意喚起として広めて貰えたらと思います。